チェルシー対インテル:2−0、次はバレンシア戦

インテルは試合に負けながらも良いサッカーを見せ、後半にカンパニャーロが退場となるまでゲームを支配する場面が目立った

[インディアナポリス] 41,983人の観客で賑わうルーカスオイル・スタジアムで“Guinness International Championship Cup”大会第1ラウンドのチェルシー戦に臨んだインテルは、ジョゼ・モウリーニョ率いるブルーズ相手に0−2の敗北を喫した。ネラッズーリは試合に負けながらも良いサッカーを見せ、後半にカンパニャーロが退場となるまでゲームを支配する場面が目立った。

前半:インテルは非常に良い立ち上がりを見せてアルバレスとグアリンですぐに好機を掴んだが、チェルシーが14分に初めて作ったチャンスで先制。モーゼスのアシストを受けたオスカルが右足でミドルシュートを放ち、ハンダノヴィッチのゴールネットを揺らした。28分、ペレイラがエリア内でファウルを犯し、アザールがPKを決めて点差は2に開いたが、ペレイラのファウルは明らかにエリア外のものだった。偶発的な出来事から生まれたアンラッキーな失点によるスコアはともかく、インテルはポジティブで積極的な姿勢を見せながら複数のゴールチャンスを作り、満足の行く内容の印象を残してハーフタイムを迎えた。

後半:またしてもインテルが良いスタートを切り、後半開始から2分が経った時点で長友がミドルシュートでゴールを狙うという場面があったが、ボールは相手DFにクリアされた。3分にはイカルディが柔らかいループシュートで1点を奪い返したかと思われたが、かすかにオフサイドだったため、ゴールとして認められなかった。13分には、テリーにファウルを犯したカンパニャーロがレッドカードを喰らい、ネラッズーリは10人で戦う羽目に。マッザーリ監督はやむおえずイカルディを下げてキヴを投入するという対策を取った。数的不利になってもインテルはチェルシーの攻撃に耐え、しかも積極的なサッカーを最後まで繰り広げようとする姿勢が見られた。敗戦で終わったとは言え、マッザーリ監督にとって今後に向けて手応えのある試合だった。

インテルの“Guinness International Championship Cup”での次の試合は8月4日(日)のバレンシア戦(会場はニューヨーク)。


チェルシー対インテル 2−0
得点者:
前半13分 オスカル、28分 アザール(PK)

チェルシー:1 チェフ(後半1分、23 シュヴァルツァー);2 イヴァノヴィッチ、26 テリー、24 ケーヒル(後半15分、4 ルイス)、3 A.コール(後半28分、34 ベルトラン);7 ラミレス、16 ファン・ヒンケル;17 アザール(後半28分、9 トーレス)、11 オスカル(後半1分、5 エッシェン)、13 モーゼス(後半1分、10 マタ);18 ルカク(後半15分、19 バ)
控え選手:12 ミケル、28 アスピリクエタ
監督:ジョゼ・モウリーニョ

インテル:1 ハンダノヴィッチ(後半31分、30 カリーソ);14 カンパニャーロ、23 ラノッキア、5 フアン・ジェズス;55 長友、13 グアリン(後半31分、90 オルセン)、19 カンビアッソ(後半23分、17 クズマノヴィッチ)、11 アルバレス(後半23分、7 ベルフォディル)、31 ペレイラ(後半23分、2 ジョナタン);8 パラシオ(後半31分、47 カペッロ)、9 イカルディ(後半15分、26 キヴ)
控え選手:12 カステッラッツィ、6 アンドレオッリ、33 エムバイェ、93 ラクサール
監督:ヴァルテル・マッザーリ

主審:イスマイル・エルファト
警告:グアリン、イヴァノヴィッチ、カンビアッソ、バ
退場:カンパニャーロ
ロスタイム:前半0分、後半2分



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HIGHLIGHTS CHELSEA - INTER 2 - 0 GUINNESS CUP 01 08 2013

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