“GUINNESS INT'L CHAMPIONS CUP”、インテルの試合会場

ネラッズーリがプレーする予定のインディアナポリス/ニューヨーク/マイアミの3スタジアムを紹介

 [ミラノ] 世界の8つのトップクラブがアメリカの地でぶつかり合う国際大会“Guinness International Champions Cup”の開幕が近づいている。ヴァルテル・マッザーリ率いるインテルは他チームと同様、計3試合を行う予定になっているが、ネラッズーリのゲームの舞台となるスタジアムをここで紹介しよう。

インテルはまず8月1日に、あのジョゼ・モウリーニョが指揮を執るチェルシーと対戦する。この魅力的なゲームが繰り広げられる都市はインディアナポリスで、会場は“ルーカスオイル”スタジアム(収容人数63,000名)。“ザ・リューク”の愛称で知られるこの開閉式ルーフ付きスタジアムは現地のNFLチーム、インディアナポリス・コルツのホームであり、完成されたのは2008年。建設費は7億2000万ドルだったが、そのうち1億2000万ドルを石油会社のルーカスオイルが負担し、20年間以上の命名権を確保した。スタジアムの特徴のひとつはその外観で、インディアナポリス市内の建物の雰囲気と調和させるために赤茶色のレンガと現地特有の石灰岩(“インディアナ・ライムストーン”)が採用されている。コルツのホームゲーム以外にビッグイベントなども開催され、2012年の第46回NFLスーパーボウルの舞台にもなった。

ネラッズーリの第2戦は、バレンシア/ミランのいずれかを相手に8月4日、ニューヨークで行われる。会場は、2010年にオープンした“メットライフ”スタジアム。有名なジャイアンツ・スタジアムが老朽化したため、その近郊に建てられたこの競技場はニューヨークに本拠地を置くNFLの2チーム、ジャイアンツとジェッツのホームになっている。NFLでは同じ町のチームがホームスタジアムを共同利用するというのはこれが唯一のケースとのことだが、“メアッツァ”がミランと共通のインテルにとっては違和感のないことである。“メットライフ”スタジアムの収容人数は82,000名で、ミュンヘンの“アリアンツ・アレーナ”と同様、その時のホームチームのカラーに合わせて外観の色が変わるライティングシステムを誇る。来年2月の第48回スーパーボウルの舞台となる予定。

8月6日と7日に開催される7位/5位/3位決定戦、および7日夜の決勝をホストする都市はマイアミで、会場は1987年にオープンした“サンライフ”スタジアム(当初は“ジョー・ロビー”スタジアムとして知られていた)。NFLのマイアミ・ドルフィンズのホームであるほか、NCAA(全米大学体育協会)のマイアミ・ハリケーンズの本拠地でもある。2012年まではMLBのフロリダ・マーリンズも野球場として使っていたが、同チームはマイアミ・マーリンズに改名し、自前のホームスタジアムを持つようになった。“サンライフ”スタジアムの収容人数は75,000名で、これまでスーパーボウル5回(直近は2010年に)、およびMLBワールドシリーズ2回の舞台になっている。


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