ラノッキア:「持っているものをピッチで全て出すことを約束する」

アンドレアは“Sky Sport 24”の独占インタビューで新シーズンに向けての意気込みを語った

[ピンツォーロ] 20日の練習終了後、アンドレア・ラノッキアは“Sky Sport 24”の独占インタビューに応じ、次のように語った(聞き手はアンドレア・パヴェンティ)。

 アンドレア、まずフィジカル面での君の調子はどうだい?キャンプはどんな感じ?

「調子は良いですよ。メンタル的にもね。昨シーズンのパフォーマンスに若干悪影響を与えたいくつかの問題からも回復したし。今はみんなと一緒に素晴らしい形で練習に打ち込んでいます。トレーニングはハードですけど、この時期はこれでいいと思っていますよ」

キャンプのこれまでの10日間で、ヴァルテル・マッザーリ監督が特にフィジカル面で大きなインパクトを与えたと感じているかい? 戦術面でも新しいことを試しているみたいだね。

「ええ、確かにそれは人々にも伝わっているみたいで、練習にはいつもファンが押し寄せてスタンドは満員ですものね。これは僕たちにとって喜ばしいことです。監督はこの数日間で彼の考え方、彼のサッカーのガイドラインをチームに植え付けようとしていて、僕たちはベストを尽くして素晴らしいシーズンにするための準備を進めているところです」

昨シーズン終盤のような展開にしないため、チームが何が何でも避けなくてはいけないことは?

「まあ、昨季はケガが60件くらいあったんで(笑)、それが大きく影響したというのはありますよね。トップチームは12人だけで、あとは全員プリマヴェーラの子たちで埋めるというところまで陥ったわけですから、あの状態で良い結果を出すのは不可能でした。今シーズンはとにかくケガの管理の改善を意識したり、第一ケガが発生しないようにすることが大事ですね」

君はストラマッチョーニと良好の関係だったので、ああいう展開になったのは特に残念だったのではないのかな?

「監督が解任される時はチームの最初から最後までのメンバー全員の失敗ということなので、もちろん残念に感じました。でもああいう展開になったわけですから仕方ないですね。教訓としてとらえて、ポジティブな面を大切にしながら、ミスを繰り返さないようにしています」

ヴァルテル・マッザーリ監督の印象は?彼に関する話は聞いていたのかな?

「直接会ったことはなかったですけど、代表で(ナポリの)クリスティアン・マッジョから素晴らしい指揮官だという話を聞いていました。キャンプではみんなすごく良い印象を受けているし、チームとしてはこの調子で練習に打ち込み続けて、なるべく早く監督のサッカーをマスターするようにしたいと思っています」

プレシーズンでこれほどハードなトレーニングをこなした経験はあるかい?

「アレッツォ時代に、アントニオ・コンテ監督の下でこれに似たようなハードワークを経験しています。でも、これで正しいと思いますよ。シーズン中にバテないようにするために、今の時期にトレーニングを積み重ねるわけですから」

マッザーリ監督は選手一人一人と話したそうだけど、君に言ったことで最も重要な言葉は?

「それは明かすのを避けたいです。とにかく、一人一人の選手に、戦術的に何を求めているかを伝えたのです。話のその他の内容は、僕と監督の間のことなので」

君が残留するか移籍するかについて、様々な噂が出回っているけど?

「毎年そうですよ。毎年サマーキャンプの時点では、僕が残るのか残らないのかが話題になるみたいですね。何はともあれ、僕は2015年までの契約があるのが事実です。自分としては、ここに残って結果を出したい気持ちでいっぱいです。これまではインテルで一回のコッパイタリア優勝を経験しているだけなので、このままで出て行くなんて自分自身が認められない敗北に感じます」

ファンも君に大いなる愛情を示しているしね。

「ええ、ファンにお返ししたいという気持ちがあります。これでインテルを後にするのでは、情けないですよ。愛情を示してくれるファンのみんなにピッチで応えることこそ、僕がやりたいことなのです」

このチームはすぐにスクデット争いに参戦できると思うかい?

「個人的にはそうであることを願っていますよ。インテルのようなクラブは優勝を目指すべきなので、僕たちは今の感じでハードワークをこなして、激戦のシーズンに備えるべきなのです。ビッグクラブは揃って強化したし、白熱のカンピオナートになると思いますね」

イシャク・ベルフォディルとマウロ・イカルディはインテルに相応しいフォワードになれるのだろうか?

「二人とも素晴らしい才能の持ち主です。若いですし、ここのところの練習で見ていると、謙虚に学びたい姿勢を持っているので、このチームに適したメンタリティで臨んでいるように思えます。彼らがミリートやパラシオのような経験豊富なフォワードから学んで成長することが願いですね」

新シーズンはワールドカップに向けて代表招集に繋がる可能性があるし、クラブレベルではインテルの復活のシーズンになるかも知れない。そこで君が願っていることは?

「代表招集はいずれにせよクラブでの出来次第ですから、今はインテルで最高のパフォーマンスを見せるようにすることに集中しています。素晴らしいカンピオナートにするのが願いですし、ワールドカップに参加するのが願いです」

インテリスタへ何を約束できる?

「自分が持っているものをピッチで全て出して見せる、ということです。これまでいつもやってきたように、これからもやっていくつもりです」





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