マッザーリ:「監督として選手に確信を持たせることが重要」

「チームが私を信頼してくれれば、フルにポテンシャルを発揮できるようになるだろう」

[ピンツォーロ] サマーキャンプ初の記者会見で、ヴァルテル・マッザーリ監督は様々なテーマに触れた。

「ナポリ監督だったこれまで、インテル選手は対戦相手として研究してきましたが、今は直に見てチェックするのが大事です。15日間余裕を持ってじっくりとチェックしたかったので、定例の“Trofeo TIM”大会には参加しないことに決めました。選手たちのテクニック/戦術面でのコンディションを把握した上で、戦力に関する色々なことを検討していこうと思います」

「選手たちには、どんな試合でも勝てるというメンタリティを植え付けたいです。監督がチームにプレーのコンセプトを与えるのはもちろんですが、選手たちに確信を持たせることも大事です。私はこれまで、決められた目標を常に達成してきています。選手たちが私を信頼してくれれば、チームのポテンシャルをピッチでフルに発揮させることができると思います」

「私がナポリを後にした件についてはもう話したし、インテルに来た今、改めて話すつもりはありません。とは言え、当時のナポリは最下位から6番目のチームでした。若手選手ばかりで、ラベッシやハムシクだってまだ若かったですからね。それでも、すぐに15試合連続負けなしの結果を出して、チャンピオンズリーグ出場にはわずかの差で及ばなかったものの、ヨーロッパの舞台で戦えるようになったのは大きな成果だったと思います。そこから、ナポリは毎年さらに良くなっていきましたしね。我々が設定した練習のおかげで、若手はトッププレイヤーになったのです。カバーニにしても、ナポリにやってきた時は中級レベルの選手だったのが、今のカバーニに成長したのです。ピッチでの結果以外に経済面でも良い結果を得ることができたし、4年間である種奇跡的な成果を得ることができたのです。これを私から受け継いだベニーテスは、さらにナポリを飛躍させるための要素がすべて揃っていると言えるでしょう」

マッザーリ・インテルの真の姿を見るにはどれくらい時間が必要かと聞かれた指揮官は、次のように答えた。「私がこれまで指揮を執った他のチームでの経験からすると、ある程度のものはすぐにピッチで見られると思います。メカニズムが自動的に機能するようになったり、美しいサッカーを披露できるようになるためには、もう少し時間が必要です。1週間や10日の問題ではないですよね。チームがどう反応するかにもよります」

パルマ入団会見でのアントニオ・カッサーノの発言、およびハビエル・サネッティの尊敬の言葉についてコメントを求められたマッザーリは、「カッサーノに関してはすでに公式声明を出しているし、付け加えることはありません」と述べた。「マスコミの皆さんはこれからも突っ込み続けるだろうというのは想像できますが、私は常に同じことを答え続けます。これが真相ですからね。カッサーノに言い返すべきことはもうないです。他人が言うことは尊重しますよ。ものの見方によって、どんな発言も可能ですからね。私にとって重要なのは、100人の選手のうち99人がサネッティのような考えを持ってくれることです。私の下でプレーした選手たちは私の考え方を知っているし、チームとの仕事にどう取り組んでいるかも知っているはずです。サネッティの評価は、光栄ですよ」

ユヴェントスがカルロス・テベスを獲得したことについて聞かれたマッザーリは「他人が何をやるかにはあまり興味がないです」と答えた。「もちろんテベスは偉大な選手で、偉大な選手というのは試合に勝つために重要ですが、その選手のために機能するチームプレーも大事なのです。私はとにかくチームプレーに重点を置きます。カバーニがゴールを量産しても、彼にゴールを決めさせるチームメートの活躍を強調してきました。カバーニのナポリでの決定率が代表よりはるか高かったのは、まさにチームが彼のためにうまく機能していたからなのです」

広報部


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