親愛なるインテルファンの皆さん
デヤン・スタンコヴィッチです。この長年の間、インテリスタからいただいた素直な愛情と信頼に対する感謝の気持ちを今うまく言葉で表すことができるかどうか分かりませんが、とにかく皆さんへ挨拶のメッセージを書こうと思いました。
インテルで過ごした10年間は、僕の人生で最も貴重な10年間でした。
この間、まず人間として成長して、非常に嬉しいことに続いてサッカー選手としても成長することができました。
僕と家族は、モラッティ・ファミリーに心から感謝しています。
特に会長の名前を挙げることを大事に思うのは、僕にインテルのユニフォームを着る機会を与えてくれた張本人だからです。僕はまずこのチームカラーを身に付けられたことを大いなる喜び、大いなる名誉として感じています。そして、このチームの一員として勝ち取れるタイトルをすべて手にしたことを大変誇りに感じています。
数々の人と触れ合い、素晴らしい関係をもたせていただきました。全員の名前を挙げることはできないものの、このメッセージを通じてみんなに挨拶したいです。皆さんのことは、いつまでも僕の心の中に残ります。
僕がインテル入団を果たした日のことは、一生忘れません。ジャチント・ファッケッティ名誉会長が同席した入団会見は、いつまでも忘れることはできないでしょう。彼は、あらゆる面で偉大な人でした。あの日の記念写真は、僕の最も大切な思い出のひとつです。
あの日、僕のネラッズーリの一員としての生活が始まったのです。
これからはもうインテルのユニフォームを着ないと思うと、涙がこみ上げてきます。僕は常に誠実に生きてきました。今のこの涙も素直な、本物の涙です。しかし、人生では前を向いて次のことに向かっていくことが必要です。僕のことを良く知っている皆さんが想像するとおり、プライドと強い決意を持って前進するようにしたいと思います。これまで、人間として、アスリートとして常にやってきたように。
ミラノで過ごしたこの長年の間、僕は偉大なカンピオーネ、そして何よりも偉大な男たちと一緒にプレーしました。全員に適切な感謝の言葉を改めて見出すのは本当に難しいことです。
僕はこのチームカラーを身にまとう栄光に恵まれた者です。このチームカラーはいつまでも僕の肌に焼き付いて、一生消えることはないでしょう。誰にも絶対消すことができないものなのです。
最高の愛を込めて
デヤン・スタンコヴィッチ
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