[6日目] クルーズ6日目にしてクレタ島に寄港した“Navigator of the Seas”の船上では、今日は大きなサプライズがあった。
ファンはちょっぴりブルーな気分でこの日を迎えたのだった。それは、19日にアテネで乗船したハビエル・サネッティが、今日クレタ島でクルーズを一足先に終えるスケジュールだと分かっていたからである。しかも、今夜は船上でインテリスタ専用の豪華なガラ・ディナーが行われる予定だっただけに、キャプテンが参加できないことを誰もが残念がっていたのだ。
しかし、ディナータイムになって、700人のインテリスタは信じられないくらい素晴らしい光景を目にした。なんと、タキシードでびしっと決めたサネッティが皆の前に現れたのである。クレタ島で家族と数日間のバカンスを過ごす予定だったキャプテンは土壇場で計画を変更し、ファンとのクルーズを最後まで続行することを選んだのだ。「僕を最高に愛してくれるこの人々と一緒にいるのは本当に素晴らしいことなんだ。だから、ここでクルーズを中断することはないと思ったのさ。僕も家族の全員も、皆さんのおかげでここの居心地が最高だし、子供たちはロイヤルカリビアンのこの“Navigator of the Seas”の上での生活を思いっきり楽しんでいる。クレタ島で降りるのは、みんなにとって残念なことだというのが分かったのさ」。サネッティはこう述べ、“ネラッズーロ・クルーズ”を続ける嬉しさを語ったが、船上のインテリスタがこれを聞いて有頂天になったのは言うまでもない。