［アッピアーノ・ジェンティーレ］ ピンツォーロ2013サマーキャンプ発表会見に出席したエステバン・カンビアッソは、今シーズンに関する質問を向けられ、次のように述べた。「あまり言うことはないと思うね。このクラブの歴史に相応しくないネガティブなシーズンだったんだ。他に付け加えることはないだろう。悪いシーズンを送ったという苦痛はあるけど、もう終わったことだ。歓喜をもたらしたシーズンも同じく、過去のものなんだ。これから先は前を向いて、再びポジティブなシーズンにしていくようにしないといけないのさ。各シーズンは違うものだよ。監督やコーチが同じでも、シーズンそのものとメンバーが違うからね。何か新しいものを始めるときは、過去のことではなく、これからやるべきことに集中するものさ。新しい監督、新しいコーチで始まる新シーズンになるのかって？それはあくまでもあなた方が言っていることで、俺たちは何も知らないね」
選手の間の年齢差がトレーニング法にどの程度の影響を与えたかと聞かれたカンビアッソは、「影響は少ないか、なかったくらいだね」と答えた。「毎シーズン、年齢差はあるものさ。練習は個々の選手によって違うことをやるのではなくて全体的なものなんだし、それによってケガが発生するというのはないよ。勝つための秘訣、ケガしないための秘訣とかが存在したとしたら、今ごろは誰もがそれを利用していることだろう。とにかく、このようなネガティブなシーズンともなると、何もかも片っ端から批判されるものさ。現在、問題とされていることは、勝っているときはポジティブなこととして称賛されていたんだ。空しい言葉ばかりだね。そういう言葉は風に吹かれて飛んでいくんだよ。俺たちは、練習に打ち込むことに集中するだけさ。ファンは今季の最終戦まで応援し続けてくれたし、ここアッピアーノにも来てくれるし、ピンツォーロにも駆けつけて俺たちを支えてくれることだろう。ファンはこのチームのエンジンであって、俺たちは彼らに対して絶大な義務があるんだ」
「ファンは純粋なんだよ。インテルの選手や監督が入れ替わることに不安は感じていないのさ。インテリスタはインテルそのものなんだ。ファンはカンビアッソが好きなんじゃなくて、インテルが好きなんだよ。彼らは毎年、勝利のシーズンになることを期待して応援するんだ。ファンじゃない者には理解できない情熱を持っているんだね。俺たちは彼らに言えることは何もないよ。行動で応じるしかないね。俺がインテルに入団したころ、インテルは長い間タイトルから遠ざかっていた。それでも、ファンがいなかったわけじゃないよ。その後、俺たちはたくさんのタイトルを手にして、今は困難の時期を過ごしたわけだけど、ファンはいつだってそこにいるさ。俺たちと同じで、彼らも新しいスタートを切って再び勝利を手にする意欲に燃えているんだ」
広報部
