[アッピアーノ・ジェンティーレ] “Sky Sport”の独占インタビューに応じたアンドレア・ラノッキアは、まずハビエル・サネッティのケガについて語った。「みんな悲しく思っていますよ。特に、こういうケガは苦痛が長引くものですからね。僕も長期離脱のケガを経験しているので、その辛さが分かります。それに、キャプテンである男が負傷したというのも悲惨なことですね。彼は、僕が生まれたときからキャプテンですし、みんなにとってチームを象徴する存在です。でも、彼の肉体とメンタルがあれば、短期間で復帰できるだろうと確信しています」
サネッティが故障したパレルモ戦で代わりにキャプテンマークを巻くことになったラノッキアは、あのときの心境を振り返った。「すごく重みのあるキャプテンマークだと感じました。長年ハビエルが巻いて、過去には数々のサッカー界の大物が巻いていたものですからね。僕がキャプテンを任された間、あのキャプテンマークに相応しい対応ができたことが願いです。サネッティが復帰するまで、主将の座が僕に任されたとしたら?それはもちろん名誉なことですけど、3冠の英雄たちを筆頭に僕より前からここにいる選手がいるわけですし、彼らの誰かの方がキャプテンマークを巻くに値するのだと思います」
チームがコンスタントな結果を出すことができなかった今シーズンについて、ラノッキアは次のように述べた。「シーズン前半は10連勝も達成したし、調子は良かったんですけどね。その後は、ケガの続出が影響したというのもあります。今は毎試合で選手2名が故障するし、本当に呪われているみたいですよ。自分もケガしてしまうのではないかという恐れがプレーに響くかって?試合中はそういうことは考えないですよね。少なくとも、僕はないです。響くのは、ケガした選手が復帰できたと思ったら、また違う選手がケガしてしまう、ということの繰り返しです。こういう状況だと当然、チームのバランスが崩れてしまいます。現在、トップチーム選手は9名ですよ。誰かが復帰してくれなければ、戦力不足は明らかです」
「ヨーロッパリーグ出場権を獲得する可能性?ありますよ。インテルの一員になって分かったことは、ここには他チーム以上に、すべての試合に勝ちたいとう強い意識があるということです。それがこのクラブの精神なのです」
来シーズンもストラマッチョーニ監督が続投することについて聞かれたラノッキアは、「これまでやってきたことの続きを手掛けるということになりますが、最終的に決めるのは会長なので」と答えた。「現時点で会長は監督の続投を考えていますが、僕たち選手にしてみてはチームにある程度の形を与えた指揮官と続けるとなると、再スタートしやすいというのはあります」
ストラマッチョーニから、フォワードとして起用されたことについては、ラノッキアは笑いながらこう語った。「昔は確かにフォワードだったんですけど、その後、足が大きくなりすぎて後ろの方で使われるようになったんですよ... 。監督が前線のポジションでやってくれと言うなら、僕的には問題ではないです。必要であれば、ボールボーイをやってもいいですよ(笑)」
最後に、ラノッキアは日曜日のナポリ戦について触れた。「とてもやりがいのある試合です。いろいろとあって厳しかった今シーズンでも、僕たちは大試合となると一段と力を入れるというのもありますし、日曜日の試合もそうなることと信じています。カバーニが最も封じづらい選手?僕がインテルに来る前は、対戦相手の中で一番マークしにくい選手はミリートでした」
広報部