[ジェノヴァ] 「今日は勝利を挙げるのが非常に重要だということを、選手たちはよく把握していました。我々にとって、パフォーマンスの面で向上を見せていたトッテナム戦とユヴェントス戦に続いて、今日は結果の面でも一歩前に進むことが大事だったのです。インテルにとって今重要なのは、コンスタントな調子を保つことです」。サンプドリア対インテル戦終了後、アンドレア・ストラマッチョーニ監督はこう語った。
指揮官は今日の試合で2ゴールを決めてインテルを勝利に導いたロドリゴ・パラシオを絶賛した。「会長と最初話したとき、私が真っ先に名前を挙げた選手です。我々が一番最初に賭けようと決めた選手ですよ。ロドリゴは2シーズン分の活躍を見せています。ものすごく成長したし、このチームのリーダー的な存在になりました」
マウロ・イカルディについて感想を求められたストラマッチョーニは、こう答えた。「今日も非常に良い感じのプレーを見せていましたね。現時点のセリエAで最も優秀な若手のひとりです」
ストラマッチョーニはマティアス・シルベストレを投入したことについて聞かれ、次のように述べた。「私が思うには、今日はとても良いパフォーマンスを見せてくれました。サンプドリアが最も調子が良かった時間帯に、しっかりとした対応ができることを立証したと思います。どうしてサムエルを起用しなかったのかって?我々にとって、彼を適切に管理するのは重要なことです。間に日数がない2試合での連続出場はやり過ぎかと思いました」
「コヴァチッチですか?彼は私が求めていた下がり目のレジスタです。非常にレベルの高い選手ですし、インテルは最高の投資をしたと思いますね。グアリンについて?全体的に見れば、彼のパフォーマンスには及第点を与えたいし、満足していますよ」
続いて、“Mediaset”の取材に応じたストラマッチョーニは、こう語った。「今日は、失点を喫さなかったことが大事です。 この勝利は、自信を取り戻したことの証しです。モラッティ会長を納得させるために、私には9試合が残されているという記事について?私が思うには、会長を納得させるにはリーグ全体の38試合が必要です」
引き続き、“Rai”のマイクを向けられた指揮官は、こう述べた。「今は、一試合一試合こなしていって、あれこれ計算しないことが大事です。次のアタランタ戦は、非常に重要な試合です。私は、最後の最後まで全力を尽くすつもりでいます。私の心境?完全にインテルの監督であるというのが今の心境ですね。我々はミスを犯すことも、良いプレーをできなことがあっても、いつだって全力を尽くすのです。コヴァチッチはポジションが下がりすぎてゴールから離れている?私は彼に下がり目のレジスタとしてプレーして欲しいのです。クズマノヴィッチを投入した時点で(コヴァチッチの)ポジションを上げたとき、彼は良い仕事をやってくれましたよ。しかし、今のインテルが必要としているのはレジスタなのです。カッサーノについてですか?それなりの良いプレーをやってくれたと思っていますよ。彼を下げたのは戦術的な采配でした。コヴァチッチをガードして、中盤を強化する意図だったのです。アタランタ戦ですか?ここにきてのユヴェントス戦とサンプドリア戦は相当なエネルギーの消耗になりましたが、次のアタランタ戦も絶対譲れない、重要な試合です」
ストラマッチョーニは、長友佑都をサンプドリア戦に招集しなかったことについても触れた。「練習に参加しているのに招集しなかった理由ですか?特に何かあったわけではないですが、何せユウトはちょっとしたケガから復帰したわけですからね。しっかりと回復させたいのです。コンビ医師と相談して、招集しないことに決めたのです。ペレイラが出場停止のコッパイタリア戦もあるわけですし、我々は長友をリスクにさらすつもりはありません」
広報部