モラッティ:「前半戦と同じインテルだったら?決して悪くない」

会長はクラブ役員会終了後に報道陣の取材に応じ、今回のユーヴェ戦でトリノでのネラッズーリが見られれば嬉しいと述べた

[ミラノ] 27日夕方に行われたFCインテルナツィオナーレ役員会終了後、マッシモ・モラッティ会長はクラブ本部の外で待機していた報道関係者の質問に答えた。

会長の一問一答は下記の通り。

モラッティ会長、今回の役員会ではインテル対ユヴェントス戦の話も出たのでしょうか?

「ええ、街角のバールで話す程度にね。見ていて楽しめる試合になって、選手が好調で良い結果が出せれるのが願いですね、という程度の話でした。それ以上のことは話していません」

3位獲得を達成する意味も含めて、この試合はインテルにとってどれだけ重要なのでしょうか?

「相手がユーヴェだろうが他のチームであろうが、とにかく勝ち点を得ることが大事です。今回は現カンピオナートで最も強いチームが相手ですが、我々の目標は変えられませんね」

シーズン前半戦の対決ではインテルはユヴェントスより良いサッカーを見せて、勝つべくして勝ちました。その後は色々とうまくいかなかったわけですが、数週間が経った今から振り返って何が起こったのだと思われますか?

「数ヶ月が経った今、ということですね。あのユーヴェ戦の直後はそれなりに良いサッカーをやり続けたと思いますが、多分すべてがこっちのコンディションやプレーによるものではない障害に出くわしたのだと思います。その後はスランプの時期もあって、それは手痛い結果を呼びました。今は、ちょうどこのユヴェントス戦を通じて立ち直れることが願いですね」

ユヴェントスはチャンピオンズリーグのバイエルン戦に気を取られていると思いますか?

「それはないと思いますね。彼らはそういうことに慣れているし、シーズンが始まって以来チャンピオンズリーグで戦い続けているわけですから。この2試合に臨むに当たって、 事前に検討してプランを立てていることでしょう」

ストラマッチョーニがトップチーム監督に就任して1年が経ちましたが、決算をしますと?後継者として様々な名前が飛び交っていますが、会長のコメントは?

「新聞に載っている記事を読むと、そういった名前は別の目標に関連しているものみたいですね。ストラマッチョーニに関して言えば、予想できる範囲の1年でした。彼は質の高い人材で、自分にとってまったく新しいことに挑んだのです。従って、完璧にポジティブな結果が出ていない状況があっても認められます。大事なのは、今後に役立つ経験として残ることです」

モウリーニョがここまでインテルに思い入れがあると想像していましたか?毎日、インテルについて発言していますが...

「モウリーニョは我々に対して愛着がありますからね。彼がここにいた時期は彼にとっても、我々にとっても良い思い出として残っています。結果だけではなくて、人間関係そのものがね。彼が今でもそういった感情を抱いていること、いつまでも変わらない忠実心を持ち続ける人が存在するということは喜ばしいですね」

モウリーニョとは最近、連絡を取っているのでしょうか?

「いいえ、いいえ。携帯メッセージや、その程度のコンタクトがあったり、単なる気さくな挨拶のコンタクトはありましたけど、仕事に関する計画の話などはありません」

ある日、彼が戻ってくる日がやってくるのでしょうか?

「まあ、それは今後に... 」

ユヴェントス戦では、シーズン前半戦と同じインテルを期待してらっしゃるのでしょうか?

「あのインテルだったら、決して悪くないですよね!」

インテルとユヴェントスが最後にデーゲームで対戦したのは、ロナウドとイウリアーノが接触した、あの例の試合でした...

「ええ、でもあれはトリノでの試合でしたね」

ユヴェントス戦の結果は会長のストラマッチョーニに対する評価に影響するのでしょうか?

「いいえ、そんなことはないです。さっきも言ったように、すべて新しい経験なわけですしね。もちろん、今もすぐにポジティブな結果が出ることは願ってますよ。しかし、大いなる冒険に挑みながら将来に向けて準備を進めている若手を、この結果によって裁くものではないと思っています」

続投に向かっているということですか?

「まあ、そうだと思いますよ」

モウリーニョ後の監督の中で、ストラマッチョーニは最も長く続いている指揮官です。クラブに信頼されているということの証しなのでしょうか?

「そうですね。それとも、私も長年のうちに何かしら学んだ、ということとかのね」

ユヴェントスから選手をひとり引き抜くことができるとしたら、誰を選びますか?

「分からないですね。うまい選手はたくさんいるので」

ユヴェントスとの勝ち点差は18ポイントですが、実際にこれだけのギャップがあるのでしょうか?

「現時点でのポイント差は確かにそれです。どうでしょうか、リーグ終了時点でどうなっているか見ましょう」

マリオ・バロテッリに関して悔いは?

「ないです。過去に起きたこともあって、残念ながら彼を再入団させることはできないと決めたのですからね。何はともあれ、バロテッリのプロ意識が成長し続けていることに感心しています。これは非常に大事なことですよ。彼にとって唯一のネックになるリスクがある面だったので、今はもう、それを超えたみたいなのは喜ばしいです」

広報部



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