ストラマッチョーニ:「今はトッテナム戦に集中しているだけ」

「セリエAでの残り10試合がどれだけ重要か把握しているが、今はUELで良いパフォーマンスを見せたい気持ちしかない」

[アッピアーノ・ジェンティーレ] 「我々はセリエAでの残り10試合がどれだけ重要なのか分かっていますが、現時点では明日の夜の試合に集中しているだけです。全員で良い結果を出すようにしたいと思っています。そして、金曜日から再びカンピオナートに頭を切り換えることにします。我々のファンの前で勝つようにするのが目標ですが、進出をモノにするには幸運が必要でしょう」。“ジュゼッペ・メアッツァ"スタジアムで開催されるUELベスト16、トッテナム戦セカンドレグの前日会見で、アンドレア・ストラマッチョーニ監督はこう述べた。

「我々には、明日の試合に全力を注ぐ義務があります。ファーストレグの結果によって、ヨーロッパリーグでのインテルの状況がいかなるものなのか把握していますが、良いパフォーマンスを見せたいと思います。試合の流れがどうなるか見ていきたいと思いますが、逆転は難しいと思っていますよ。だが、我々は勝つつもりでピッチに上がります」

「やりたいことがほとんどできなくて、決して良いサッカーができていない時期であることは認めざるを得ないです。欠けてしまった自信を選手が取り戻すようにするのは、監督である私の仕事です。ボローニャ戦でのインテルは、恐怖心によって精神的にブロックされていました。良い結果を得られていたときのメンタルコンディションを取り戻すようにしないといけません。何もかも一瞬で打ち壊すことは簡単ですが、今は立ち直るようにしないといけない時なのです。私は責任逃れしません。私も選手も、良いパフォーマンスを見せられていたときと同じメンバーなのです。セリエAはまだ10試合残っていますし、言わばショートリーグみたいなものです。まず、自信を取り戻すことに集中するのが最優先です。判決を下すのはその後にしましょう」

昨夜のチャンピオンズリーグ戦でバルセロナは見事ミランに逆転勝ちしたが、ストラマッチョーニは現実的に次のように述べた。「インテルの選手たちは多くの試合をこなしていますし、エネルギーの管理が重要な要素となっています。もちろん、対戦相手を研究して戦術を考えていて、できる限り相手プレーを抑えるようにしたいと思いますが、それに成功するかどうかはピッチが答えを出してくれることでしょう。どうやったら平常心を取り戻せるのかって?平常心というのが適切な言葉ではないですね。監督というものは、冷静さを失ってはいけません」

「選手たちには、この状況から抜け出したいという強い意欲を感じます。そうでないとしたら、心配ですよね。日曜日のボローニャ戦の後半、何かスイッチが入ったような感じなのです。あとは、今後の10試合にすべてがかかっています。私にしても、これからの試合の結果によって今後のことが決められるというのを把握していますよ。モラッティ会長は怒っていますが、我々だって自分自身に怒っているのです」

広報部




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