[ミラノ] スペインのホテルチェーン“IBEROSTAR Hotel & Resorts”が先日FCインテルナツィオナーレとスポンサー契約を結び、ネラッズーリのオフィシャルパートナーに加わった。同社はスペイン以外にドイツ、英国、ロシアがキーマーケットとなっており、世界で最もファンが多いセリエAクラブのひとつであるインテルがこれらの国で知名度が高いことが今回の提携の決め手となった。
15日午後、ミラノ郊外ロー市の“BIT 2013”フェア会場で発表会見が開かれ、インテル営業部長のジョルジョ・リッチ、“Iberostar”社のシスコ・マルティネス営業部長とオスカル・ルイス・ゴンザレス欧州マーケティング部長、そしてエステバン・カンビアッソが出席した。
インテルを代表してスピーチを行ったリッチ営業部長は、次のように語った。「我々が国際的な企業である“Iberostar”に選ばれたのは、インテルのDNAにはインターナショナルであることが刻まれており、それが評価されたからです。現に、インテルは世界中に多くのファンを誇るクラブであります。全世界でネラッズーリに対する興味を示すファンは3億1800万人で、そのうち7500万人がヨーロッパ在住のファンです。なお、中国のインテリスタは1億2200万人で、インテルは同国で最も多くのファンを持つサッカークラブです。南米ではブラジルに1300万人、アルゼンチンに800万人のインテルファンがいます。この数字が示す通り、インテルは間違いなくインターナショナルなクラブなのです」
引き続き、カンビアッソはこう述べた。「今日、ここでチームを代表するのは大きな名誉です。インテルが国際的に価値があるチームであることが評価され、こうやってインターナショナルのスポンサーに選ばれることを誇りに感じます。世界中でインテルに対する情熱が驚異的なレベルに達しているというのは、ただシートに並べられた数字に過ぎるものではありません。我々選手は日常的に、世界各国のインテリスタの情熱を実感しているのです」
スポーツの価値観を尊重する“Iberostar”社はインテルのオフィシャルパートナーになることによって、イタリア国内でも“IBEROSTAR Hotel & Resorts”ブランドのイメージを高めることを期待している。同社のロゴ(白地に黄色のスターマーク)はコーポレート・ホスピタリティのエリアを始めに“ジュゼッペ・メアッツァ”スタジアム内とアッピアーノ・ジェンティーレの“アンジェロ・モラッティ”トレーニングセンター内に配置され、これからのクラブ資料に掲載される。なお、“IBEROSTAR Hotel & Resorts”はセリエA・2012ー13シーズン第33節のインテル対パルマ戦のマッチスポンサーを務める予定となっている。
“Iberostar”社は地中海に面したリゾート地に数々のホテルを誇り、最高のリラックスのバカンスを約束するほか、ホテル敷地内のスポーツ設備も充実しているため、プロスポーツ選手に使用されるケースも多い。“IBEROSTAR Hotel & Resorts”の施設はスペイン国内では現に、テニス界やバスケット界で以前から高評価を受けている。なお、ゴルフ愛好家向けのスペシャルパックも用意され、テニス愛好家はパルマ・デ・マヨルカの有名なテニススクール“ビラス・アカデミー”のコーチの指導を受けながらバカンスを楽しむパック等もある。
広報部