ブランカ:「我々は何をすべきか分かっている」

カスタイニョスとアルバレスの入団会見後、インテルTDはこう発言した

[ピンツォーロ] リカルド・アルバレスとルク・カスタイニョスの入団記者会見終了後、インテルのテクニカルディレクター、マルコ・ブランカは報道関係者の質問に答えた。

ブランカ氏の完全一問一答は下記の通り。

ヴェスレイ・スナイデルの状況に関して、何か進展はあるのでしょうか?

「進展なんて、あるわけないです。これは、プレスの皆さんが喜んで取り上げているテーマのようですがね。スナイデルのような選手に、他のビッグクラブが関心を示すのは当然のことです。ただそれだけのことですよ。進展なんてありません」

でも、正式なオファーが届いたんですよね…

「いいえ、正式なオファーは届いていませんし、我々としてはオファーを待とうと思ったこともありません。従って、彼はチームとともに練習に励んでいるし、我々は他のことで忙しいのです。残された50日間で、やるべきことを検討して行きたいと思います。これが、現状ですね」

では、スナイデルは『放出不可能』な選手だと断言できるのでしょうか?

「はい、放出不可能です」

マイコンがブラジル代表で出番を与えられていないことに驚いていますか?

「いいえ。休めていいんじゃないですか?ここ数年、相当な試合数をこなして、しかも常に良いプレーをし続けてきた選手なので、たまに試合を休んでもいいと思いますよ。まあ、彼のような素晴らしい選手は長い間ベンチにいられるということはないだろうけどね。そんなに休ませてもらうわけにはいかないと思いますがね」

パラシオは今でもインテルが狙っている選手ですか?

「検討しているところです」

ミルコ・ヴチニッチは?

「ないです」

パンデフがトレードでジェノアに行くことを拒否したというのは本当ですか?

「いや、拒否も何もないですよ。我々は彼に何も提案していないわけですから」

その可能性が検討されたこともないのでしょうか?

「私は彼に、別のチームに移籍することについてどう思うかと聞いたこともないし、移籍先としてこのチームはどうかなどと提案したこともないのです。現実的な可能性が見えていない限り、私は選手に何も言わない主義です」

ジョナタンはいつやって来る予定ですか?

「今日の午後に手続きが済めばすぐにでも来る予定です。時差のため、ファクスによる書類のやり取りがもたつくことがよくあるのですが、特に問題なければ今夜か明日にやって来ることと思います」

中盤の強化という意味で、これまでバネーガやカセミーロを始めにいろいろな名前が出ていますが、インテルが本当に狙っているのは誰なのでしょうか?

「プレスのあなた方が出してきた名前ですよ。何はともあれ、みんな若くて有能な選手ですよね。ただ、今のところ何も決めていません」

サミュエル・エトオも、どんなオファーが来ても放出しないつもりですか?

「そうです」

ジャン・ピエロ・ガスペリーニ監督は現時点でインテルは人材が揃っていると述べ、南米選手がコパ・アメリカから戻ってくれば、各ポジションに2人の選手がいることになる、と発言しました。しかし、ムンタリとマリガが放出されるとなると、MFが1人足りないように思えるのですが…。我々が言うことは間違っているのでしょうか?

「多くの場合、あなた方が言うことは間違っています(笑)。ウチには中盤の選手が大勢いますし、アルバレスにしてもMFです。監督は多分、多くのMFの中の2名か3名を起用するつもりだと思うので、計算すれば駒は十分揃っていることが明らかなはずです。一方、我々は現在の選手全員に満足しているので、どうしても誰かを放出したいというのもないです」

ルシオはどういう状況なのでしょうか?

「ルシオに関しては、3〜4ヶ月前から平静な交渉が進められているところです。ビッグクラブと偉大な選手に相応しい、落ち着いた交渉です。2日前に代理人と話したばかりですが、現実に、ある程度の食い違いがあることは確かです。2日後にまたミーティングがあるのですが、コパ・アメリカからルシオが戻ってきた時に本人も交えて話し合えば、全て解決することと思っています」

ファイナンシャル・フェアプレーを実施するために、どうしても選手を誰か放出しなくてはいけない 、というのはないのでしょうか?これも、間違っていますか?

「いや、間違っていません。おっしゃる通りですよ」

これまでの話を聞いていると、全ての選手が『放出不可能』みたいな感じなので…。

「あなた方はあなた方の仕事を、私は私の仕事をやっているだけですよ」

とにかく、誰かをやむを得ず放出しなくてはならなくなるのかどうかを知りたかっただけです。

「そういうことになると思いますね。ただ、私が先ほど言いたかったのは、手放したくない選手をどうしても放出しなくてはいけない義務はない、ということです。今すぐ放出しなくても、50日後にやればいいわけです。で、50日後ではなくて、5ヶ月後に伸ばすことも可能なわけです」

ヴェスレイ・スナイデルの代理人と会う予定はあるのでしょうか?

「いいえ、その予定はありません」

エミリアーノ・ヴィヴィアーノに関しては、どう動くつもりですか?

「本人と話し合って、一緒にベストの道を選ぶつもりです。クラブにとって損害がなく、また彼のプレーしたい気持ちを考慮した解決策を見出そうと思います」

ダヴィデ・サントンに関しても言えることでしょうか?

「はい、サントンに関しても同じです」

彼らへのオファーは届いているのですか?

「打診はありますね。しかし、現実的なオファーが提出されるまで、もう少し待つ必要があると思います」

ビダルは?

「我々の構想に入っていません」

ガスペリーニはトレクアルティスタを使わないので、今後スナイデルの起用が難しくなるといったリスクはないのでしょうか?

「ガスペリーニはそんなことは言っていないですよ。逆に、このチームで最も気に入っていることは、ゲーム途中でもシステムを切り替えてプレー出来ることだ、と言っているわけですからね」

広報部 

 


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