[インベルサーゴ(レッコ)] 以前からモラッティ家の別荘があるミラノ近郊インベルサーゴ市で地元インテルクラブのイベントに参加したマッシモ・モラッティ会長は、ネラッズーリの現状についてこう語った。
「今はみんなで戦っているときですが、ちょっとでも状況が悪くなると最大級の悲観論が巻き上がってくることが残念ですね。でも、ウチの選手たちは有能だし、監督は頭がいい人です。あるところまでうまく行った物事が、ケガやレフェリングが関わって何かしら機能しなくなってしまうことだってあるのです。私は頑固になってそう言っているわけではないですよ。本当にストラマッチョーニはインテリジェンスに富んだ監督だと思っています。彼は物事を良い方向に行かせるために努力する分、それがうまく行かないとなると、非常に苦しむのです」
「実際、状況は最悪ではないですよ。良いというわけでもないですがね。選手たちは、人々が彼らのことを信じているということを感じられるのが大事なのです。ファンはチームを支え続けて、後押しするべきです。これは素晴らしいことで、選手たちもその愛情を実感するものですよ。もちろん、何よりも重要なのは、最終的にファンに喜びを与えるようにすることです」
会長は冬場メルカートについても述べた。「クオリティーの面では、チームのニーズに合わせた補強ができたと思います。コヴァチッチはレベルの高い選手で期待できる選手です。我々は偉大なプロジェクトを実行していっているわけですが、チームを一旦分解して改めて作り直すのは決して簡単なことではありません。もちろん、我々のクラブでプレーしてすべてのタイトルを手にした選手たちを忘れるわけにはいかないです。3冠の主役を務めたベテランたちには感謝していますよ。彼らは今も勝利を目指してがんばっていて、他の選手を指導してくれているのです。インテルのプロジェクトは進行真っ最中ですし、我々はみんなでその達成のために努力しているのです」
「最近、適切な獲得ができていると思っています。例えば、フアン・ジェズスは期待以上の働きをしてくれているし、グアリンはそれなりの時間を与えられて、その大きな力を発揮するようになっています。パラシオも素晴らしいパフォーマンスが目立っていますしね。獲得した選手の30パーセントが機能しないことだってありますが、残りの70パーセントがしっかりと機能するわけです。スケロットですか?多分、長いブランク明けの選手をすぐに試合に出すのが間違いだったのかも知れませんね」
広報部