マッシモ・モラッティ、インテル役員総会終了後の発言

会長は待機していた報道関係者の質問に答えながら様々なテーマに触れた

[ミラノ] 9日午後に行われたFCインテルナツィオナーレ役員総会の終了後、マッシモ・モラッティ会長は待機していた報道関係者の取材に応じた。会長の一問一答は下記の通り。

役員総会が終わったばかりですが、その内容について何か教えていただけることはありますか?

「秘密は何もないですよ。久しぶりの総会でした。12月に起きたこと、特に国連に招聘されてニューヨークに行ったこと、そして国連との提携について話しました。このことの重要さを役員の皆さんにちゃんと報告したかったのでね。もちろん、メルカートについても話しましたよ。現状において、選手の動きに関する状況についてですね」

ロッキの獲得の際みたいに、会長が電話を一本入れて交渉を成立させるということが再びあるのでしょうか?

「その必要があるのならばね... 。でも、誰もがしっかりと自分の仕事をやっている様子なので。何はともあれ、ローディの獲得の可能性はまずないと宣言します。プルヴィレンティ会長と話しまして、我々としてはカターニアにとって問題になるようなことは一切避けたいのでね。従って、ローディはインテルが目標としている選手ではありません。他に候補に挙がっている選手に関しては、ウチのスタッフが交渉を進めていますよ。私が加わることが必要である場合は、喜んで携わります」

会長、スナイデルに対するガラタサライのオファーにインテルは満足しているのでしょうか?

「数日前にガラタサライとのミーティングがありました。それなりの話で、受け入れてもいい範囲のものですが、あとは選手本人の意志次第ですね」

会長はこの数ヶ月間、 スナイデルと話しましたか?

「簡単に言葉を交わしただけですね。深刻な問題ではないわけですし、単に関係を続ける意志がるかないかのことですからね。いずれにせよ、彼は元々の豪華な契約をそのまま通す権利はありますが、今回の条件を受け入れてくれるのなら我々としてはますます嬉しいことになります。もしくは、他クラブへ行くことを選ぶのですね。我々は彼にこの自由を与えたので、どういう展開になるか様子を見てましょう」

でも、スナイデルが条件を受け入れて残留することになれば、ロッカールーム内に不調和をもたらす恐れもないでしょうか?

「そういったことが最初はあっても、冷静になれば乗り越えることができますよ。とは言え、彼がどう考えているのかは分かりませんがね」

スナイデルが残った場合、ここからシーズン終了までテクニカル面で有効な存在になるのでしょうか?

「それはそうですよ!スナイデルは戦力として価値がないわけではないのでね...(笑)」

一方、スナイデルが移籍した場合はトッププレーヤーがやって来るのでしょうか?

「“トッププレーヤー”という言葉を聞くだけでゾッとしますね(笑)。どういう選手が市場にいるのかにもよります。良い選手を持ったチームはそれを手放さないといった傾向もあるし、どのポジションの選手が必要なのかもありますからね。とにかく、検討中です」

ストラマッチョーニ監督もローディのような特徴の人材が必要だと明言していますが、彼の代わりになるような選手は?

「は?『ストラマッチョーニ“も”』ですか?『ストラマッチョーニ“が”』ですよ。こういった選択に関して権限を持つのは監督ですから。監督が思い描いているサッカーのために何が適切なのか、我々はそれを検討しているのです」

スチェロットの交渉はあと一歩でまとまるみたいですが。

「あまり詳しく聞いていないので、私には何とも言えません」

守備陣が緊急事態ですが、インテルにとってお馴染みのマルコ・アンドレオッリが復帰する可能性もあるのですか?

「緊急事態に左右されて補強計画を行っていたら、今ごろ12人ぐらいの選手を獲得していたでしょうね(笑)。ウチにはディフェンダーが6名います。誰かがプレーできなくなれば、その代わりにやれる選手がいるのです」

マティアス・シルベストレは放出に向かっているのですか?

「今のところ、残ります」

自前スタジアムの件について、いくつかの情報が出回っています。スイスで(大規模建設会社の会長)パコリ氏とミーティングを行ったという噂があり、近々(スウェーデンのサッカークラブ)AIKソルナの会長と会うことになっていると言われています。新しいスタジアムの建設に向けて、どのような進展があるのでしょうか?

「スタジアムに関してそういった企業の関心があることは事実です。すべて非常に真面目で実力がある企業グループで、私としても今後どうしていくかを検討しているところです。とは言え、公式な大きな進展はまだありません。パートナーとの話し合いから、物事が良い形に発展していく手応えは間違いなくありますけどね。こういった企業が興味を示して乗り出しているのは嬉しいですよ。これ良い発展に繋がることですから」

今日ワルテル・サムエルもケガしましたが、ディフェンスが不安ではないですか?

「サムエルは今日ケガしたわけではないですよ。先日の試合中に、すでに腱に痛みを訴えていたのです。痛みがまだ引いていないので、慎重に様子を見る必要があるのです。サムエルは常に体を張ってプレーする選手ですからね。土曜日の試合に出るのは難しいと思いますが、とにかく希望を持ち続けましょう」

広報部


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