ミリート:「我々は正しい道を歩んでいる」

「まだまだ向上すべき点はたくさんあるが方向性は正しいし、少しずつ成果も見えてきている」

[ミラノ] 「僕はまだ契約が1年残っているし、ここインテルで続けるのが願いだね。監督とクラブが僕に信頼を寄せてくれているのは嬉しいことだよ。僕は試合のときだけではなくて、日頃からプロ意識を高く持って、その信頼に応じているつもりさ」。“Sky”の独占インタビューに応じたディエゴ・ミリートは、まず自分自身についてこう語った。

「今後について?インテルにいるのは嬉しいし、ここに残ることを願っているさ。まあ、今から1年半の間に何が起きるかは分からないけどね。もちろん、そのうち母国に戻りたいというのはあるよ。サッカーの世界では状況が素速く変わるものだから、現時点では何とも言えないね。無理に将来の計画を立てるより、その日暮らしがいいさ。さっきも言った通り、インテルでの居心地は最高に良いわけだし、今のこの時期を満喫したいね。スタッツによると、僕が得点しないときインテルは勝てないって?残念ながら、僕が決められなかった試合でチームが勝てないということがあったのは事実だ。他にもゴールを決めることができて勝利をもたらせる選手がいるわけだけど、僕はチームにとって重要な存在だということを自覚しているし、監督も毎試合そう感じさせてくれるから、その責任は感じているよ」

「タイトルを手にするのは好きだけど、あくまでも自己満足ではなく、チームのために貢献するというのが常に僕の目標なんだ。僕はいつだって全力を尽くしてきたと思っているし、苦難のときだってできる限りのことをやったと思うよ。来年も、チームに貢献して大きなタイトルを獲得できるようにしたいね。クラブはベストの形で今後の計画を立てながら働いているし、少しずつその成果が見えてきていると思うね。僕たちは今やっていることに満足しているけど、まだまだ向上しなくてはいけない点がたくさんあるということも把握しているよ。ともあれ、正しい道を進んでいるということを確信しているね」

「スクデット?僕たちは最後まで諦めてはいけないと信じているよ。インテルである以上、それが適切な精神なんだ。とは言え、ユヴェントスが本当に絶好調なのは事実だけどね。ストラマッチョーニ?監督とは率直で最高の関係だよ。彼は就任してすぐに、選手一人一人に面と向かって自分が考えていることを素直に述べたけど、それはすごくいいことだったと思うね。最初から選手陣と監督の間にストレートな関係が築かれたのが決定的だったのさ。それによって、ストラマッチョーニはみんなに信頼されるようになったんだ。彼は若い監督だけど、インテルの指揮を執るに相応しいということを見せたのがすごいね」

「スナイデルの件について?僕ら選手にしてみては何とも言えない、複雑な心境だね。みんなヴェスレイのことが好きだし、彼とは最高の関係にある。彼はこのチームの歴史に名を刻んだ、重要な選手だったからね。もちろん、ここに残るとなればこれからも重要な存在さ。僕らチームメートとしては、彼になるべくプレッシャーをかけないようにして、自分の道を選べるようにさせてやるのがいいんだと思うよ。彼は落ち着いて、クラブと話し合って今後のことを決めるべきなんだ」

「今シーズンのインテルの目標?現実的に言うと、僕らは新しいチームなんだし、シーズンが始まる前の期待以上の結果を出せているんだと思う。とにかく、現段階ではカンピオナート、ヨーロッパリーグ、コッパイタリアで優勝の可能性があって戦っているわけだし、各大会でできるだけ行けるところまで行きたいね。僕たちにとって良い2013年になって、タイトルがやってくることが願いだよ」

広報部



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