[ミラノ] マッシモ・モラッティ会長は“サラス”社の外部で待機していた報道関係者の取材に応じ、昨夜のナポリ戦についてコメントした。
会長の一問一答は下記の通り。
昨夜の試合の結果を受けて、インテルは正式にスクデット争いに参戦していると言えるのでしょうか?
「正直言って、我々は1試合1試合をこなしていくだけです。いい結果を出すようにして、あとは他チームの結果にもよりますしね」
インテルはどうしてビッグクラブ相手に勝つ一方、シエナ、アタランタ、パルマのような小さなチーム相手に負けるのか、疑問に思うことはありませんか?
「皆さんのおっしゃる通りですね。そういうこともあったのが事実です。ビッグマッチの場合、選手はとても集中しているし、監督は最高の注意を払ってゲームに向かって準備を進めますよね。監督は全ての試合でそうしているみたいですが、もしかしたら集中力が低下することがあるのでしょう」
昨夜の試合で、モラッティ会長が最も驚いたことは何でしょうか?
「グアリンのように、毎試合向上することを見せている選手のパフォーマンスはともかく、チームがこういった試合に適切な姿勢で臨めることがポジティブだと感じています。我がクラブの伝統に相応しい姿勢ですね」
ストラマッチョーニは『ミリートの控えになるような選手がいたとした場合、会長が対応してくれることが願い』と発言しましたが、会長の考えではインテルは1月にどのような強化が必要なのでしょうか?
「相談していくつもりですよ。どういうものが必要なのか把握して、どう動くか検討します」
昨夜の試合でのナポリのボールポゼッション率は62パーセントでした。インテルは主にカウンターに賭けたわけですが、これこそ勝利を決定づけた要素だったのでしょうか?
「昨日の解説や今日の新聞の記事では、 インテルの勝利のカギは質の高いプレーだったという話もありましたが、マスコミの皆さんには意見を統一して欲しいですね。ともあれ、試合によってはそういうこともあるみたいです。私はボールポゼッションをあまり意識したことはないです。なぜなら、昔のエレーラのインテルはポゼッション率が非常に低かったにも関わらず、しょっちゅう勝ってましたからね。従って、私はボールポゼッションの重要性にこだわらないのです。もちろん、試合によっては相手にアドバンテージを与えないために意識する必要もありますけどね」
ニコーラ・リッツォーリ主審のレフェリングについて、ご感想は?
「こういった試合は簡単ではないですから、何かしらのミスがあっても当然ですね。昨日は特に、試合の行方に対して決定的なものではなかったと思います」
広報部