ニューヨークより、マッシモ・モラッティ会長の発言

国連でのインテルキャンパス活動報告の際、会長は報道陣の取材に応じてチームの現状についても語った

[ニューヨーク] 国連本部でのインテルキャンパス活動報告の際、マッシモ・モラッティ会長は集まった報道関係者の取材に応じ、クラブの慈善プログラムについて語るだけではなく、チームの現状に関する質問にも答えた。会長の一問一答は下記の通り。

モラッティ会長、インテルキャンパスが国連の招聘を受けたことの重要性についてコメントをいただけますか?

「国連がインテルキャンパスをここに迎えたことは、我々の慈善活動の真価が認められている証しです。我々はこれにとても大きな誇りと感謝の気持ちを感じますね。今日国連に来たこと、今後も国連と共に行動を取れることは本当に素晴らしいことです。これだけ偉大な味方がいるとなると、我々も一段と努力する気持ちになります。インテルキャンパスのスタッフは全員すごく真面目に働く人たちですし、我々がケアする世界の1万人の少年少女にとっても、今は国連からも知られるようになったのは喜ばしいことでしょう。子供たちに幸福感を与えられることは、我々にとって何よりもの報酬なのです」

他クラブもインテルのインテルキャンパスに基づいたプログラムを発足することはあるのでしょうか?

「やるかやらないかはそれぞれの自由です。今のところ、そういった動きはないみたいですが、この手の活動は金銭的な利益がまったくないからかも知れませんね。我々は胸を張って、誇りに感じながらこの道を進んでいきます」

インテルキャンパスは1997年に始まったプログラムですが、これからどのような発展が予定されているのでしょうか?

「発展は、続けることにあります。ただやるだけではなくて、非常に注意を払いながらね。 尊重の心が大事なのです。我々の文化を押し付けるつもりはないので、異国で活動を始めるときは、現地の文化や日常に敏感な姿勢を持って、それに合わせてやっていくことを心がけています。インテルキャンパスセンターを開いて欲しいというリクエストは世界中から殺到していますよ。世界には、問題や苦難がたくさんありますからね。我々は止まるつもりはないですが、常に最大の注意が必要なのです。いずれにせよ、インテルキャンパスはどんどんと大きくなっていくことでしょう。世界の問題が増えるということではなくても、その量はすでに大きいのでね」

話題をプロサッカーに移しますと、今や大規模の騒動となったスナイデルの件について会長の考えはいかなるものでしょうか?

「クラブとしては、選手に対して非常にオープンな姿勢があるわけで、強要みたいなものは一切ないです。契約がある場合、それに改善がもたらせるかどうか相手に聞くのはまったく問題ないはずです。同時に、選手がテクニカルな理由によって試合に出ていないということも事実です。誰も、彼の選手としての価値を無駄にするつもりはありませんよ。クラブの立場は平静なものです。我々は誰にも何も強制していないし、彼との契約は有効だし、スナイデルは自由ですよ」

それでは、スナイデルは近いうちにピッチに復帰するということですか?

「それは監督だけに決められることです。監督が選手の様子を見て、フィジカル的にも精神的にもプレーする状態であるかどうかを判断するのです」

いいプレーができるために、チームに必要なのは何でしょうか?

「サッカーでは、何もかもうまくいっていると安心しているときが、最も注意しなくてはいけないときなのです。多分、我々の問題はまさにこれだったのかも知れません。すべてがうまく機能するようになったと思ったところ、困難に出くわしたのです。サッカーには色々ありますからね。あと、多少の疲労があったり、スタメンとしてピッチに立つ選手が自信過剰になったりして、最低の試合になってしまうということもあると思います」

1月のメルカートで強化する予定はあるのでしょうか?

「いいや、今のチームでいいと思っています」

シーズン前半戦はどういう感じで終わると予想していますか?

「私の予想は、とにかく全力でがんばるということだけですね。チームはとても真面目な選手で結成されているし、監督は真面目であるほか非常に知識もある人なので、ここのところの試合より良い結果を出すように努力してくれることだと思っています」

ユヴェントスが失速したときに勝ち点差を縮めるチャンスを生かせなかったことに悔しさはありますか?

「それはもちろん悔しいですよ。競争ですから、当たり前ですよね。とは言え、今のところ首位からあまり離れていないことが重要です。あとは、最後にどうなるか見ていましょう」

広報部


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