インテル対カリアリ戦終了後のモラッティ会長の発言

「誤審がコンスタントに相次いでいる。審判団は注意すべき、通用する言い訳はない」

[ミラノ] マッシモ・モラッティ会長はインテル対カリアリ戦終了後、アストーリが自軍エリア内でラノッキアを倒したプレーをジャコメッリ主審はファウルと見なさなかった件について報道陣からコメントを求められ、次のように語った。

会長の完全一問一答は下記の通り。

レフェリングの話から始めざるを得ないですが。

「それはもう、試合の結果を決定づけるものでしたからね。ウチにとって不利な誤審があるのがこれで3試合続いているわけですから、我々はみんな、特に今喋っている私は、苛立ちが隠せないです。試合を通して、我がクラブそしてチームに対して好意的な姿勢が一切ないわけですしね。ここで『クラブに対して』と言うのは、私はすでにこういった状況を体験していますし、長年が経った今、当時と同じ状況に逆戻りしてしまうのは御免だからです」

あれに似た雰囲気を感じ始めているということですか?

「感じ“始めている”というか……… 。今日で3試合目ですからね。ユヴェントス戦はおかげさまで勝ちましたが、決してレフェリーのおかげではありませんでしたよ。アタランタ戦での相手の決定的なゴールは、ありもしないPKからでした。今日なんて、本当に信じられない状況でしたね。ユヴェントスで大いなる経験を積んだTVコメンテーターが、PKだったことを見て見ぬふりをしても仕方ないですよ。しかし、今日のこれがPKじゃないって言うんだったら、あとは何を言ってもかまわないですね。そんなコメンテーターが言うことなんて、私もどんなインテリスタもこれ以上興味ありません。本当に嫌気が差したのではっきり言わせてもらいます。3試合も続けば、もうたくさんですよ」

会長はアンドレア・ストラマッチョーニ監督と話されたそうですが、主審から何て言われたか報告されましたか?また、主審は抗議に対して何か答えたのでしょうか?

「レフェリーに『お願いですから判定について説明していただけませんか?』って言うわけにはいかないですからね。ピッチで審判団が唯一言っていたことは、『インテルのあなたたちは黙ってなさい』ということです。この『あなたたち』というのはどういう意味なんでしょうかね。『インテルのあなたたち』という表現で誰のことを指しているのか、説明して欲しいです」

1位のユヴェントスと2位のインテルの勝ち点差は4ポイントです。会長の仰るインテルの最近の3試合以外に、カターニア対ユヴェントス戦でのレフェリングも忘れるわけにはいきません。現在のこの勝ち点差は誤審が生んだと言うのは正しいのでしょうか?

「興味ありません。私はレフェリーの話をしているのです」

それでは、インテルが勝ち点を落としたのはすべてレフェリーのミスジャッジが原因だと言えるのでしょうか?

「順位は勝った試合、引き分けた試合、負けた試合を基に割り出されるものです。ミスジャッジが影響する可能性だってあるでしょうが、私はこの誤審を数字に置き換えて分析しているわけではありません。私が言いたいのは、ミスがコンスタントに相次いでいるので、少しばかり注意して欲しいということです。これ以上何も言いたくないですが、審判団とそれを管理する者がもう少し注意を払うことが必要です。通用するような言い訳はありません。本当にありませんよ」

ユヴェントス戦の後、そしてアタランタ戦の後もレフェリングに対してマイルドな反応を見せたことに後悔してらっしゃるのでしょうか?インテルは紳士的な姿勢を保つことを決めていたんですよね……… 。

「その姿勢は決して無理矢理なものではなくて、単に他人を信頼していくといった普通の感覚に基づいたものでした。でも、それがこういった状況が絶えなくなることをもたらすのならね……… 。ここぞといった試合でこういうことが起きても、誰もちっとも罪悪感を覚えないみたいですから。私は今、何もかもオーケー、ノープロブレム、みんな優秀ですね、なんて言わないですよ。優秀ではないですね。ちっとも優秀ではないです」

今日の試合に向けて、もっと経験豊富な主審を指名するべきではなかったでしょうかね?若手ではなく、国際レベルのレフェリーとか。

「いや、同じですよ。こういうことをしでかすとなると、誰だって同じです」

広報部


 English version  Versión Española  Versione Italiana 

読み込み中