誕生日:親愛なる“バッフォ”よ、おめでとう!

70回目の誕生日を迎えたサンドロ・マッツォーラへ、インテルとすべてのインテリスタからハッピーバースデー!

[ミラノ] 565、158、70……… 。これは、ネラッズーリの一員として565試合出場を果たし、158ゴールを決め、今日で70回目の誕生日を迎えるインテルのレジェンド、サンドロ・マッツォーラを物語る数字である。スペルガの悲劇で亡くなったトリノの名選手、ヴァレンティーノ・マッツォーラの長男だった彼はグランデ・インテルの主力選手となり、その後はクラブフロントを経て現在はコメンテーターとして活躍している。少年のころは偉大な父親との比較に苦しんだマッツォーラはエレーニオ・エレーラ監督の下でブレークし、各々の選手が自身の個性を生かしながらチームに貢献していたグランデ・インテルの中心的な存在となった。

インテルがアンジェロ・モラッティ会長時代の2回目のスクデットを手にした1964−65シーズン、チームメートとの優勝した場合の約束を守って髭を生やしたマッツォーラは、それ以来“バッフォ”(鼻髭の意味)のニックネームで親しまれるようになった(髭をたくわえて始めて臨んだ試合は、インテルがチャンピオンズカップ優勝をモノにしたベンフィカとの決勝戦)。選手は派手な毛染めをしたり大胆なタトゥーを彫るのが普通な今と違って、『髭を生やす』ということだけでも目立つ時代だった。現に、当時は鼻髭を生やした選手なんていなく、マッツォーラが革命をもたらした先駆者だったと言われる(一部では、ジージ・メローニの方が先に髭をたくわえてピッチに上がった選手だという説もあるが、お互いにリスペクトし合っていた本人2人はどっちが先か定かではないことを公言してきた)。

何はともあれ、親愛なる“バッフォ”よ、ハッピーバースデー!

広報部



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