サネッティ:「強さの秘訣は大いなる団結心」

キャプテンは“Sky”チャンネルの番組に電話出演し、「スクデット?何が起きてもおかしくない」と発言

[ミラノ] ユヴェントス戦の翌日、“Sky”チャンネルの番組“Benedetta Domenica”に電話出演したハビエル・サネッティはインテルの現状について次のように語った。

「トリノで勝つのは決して簡単なことではない。だからこそ、昨夜の勝利は快挙と言えるようなものだったと思うね。僕らは走りまくって勝利をモノにしたんだ。このチームの強さは、ひとりひとりが重要であることを実感できて、大いなる団結心で結ばれていることなんだ。昨日の試合で、それを立証できたと思うね。グアリンみたいに途中出場した選手も、ミリートの2点目の起点になったりとかで決定的な仕事をしているんだ」

ストラマッチョーニはジョゼ・モウリーニョに似ていると思うかと聞かれたサネッティは、「比較するのは避けるべきだと思うね」と答えた。「ストラマッチョーニは自分の道を歩んでいい結果を出しているんだ。試合に向けて念入りに準備を進めることや、放つ発言からその人格が出てきているね。とてもいい仕事をしているよ。昨シーズン、ストラマッチョーニが就任したときの雰囲気?チームが困難な時期に、彼は謙虚な姿勢でやって来たのさ。チームはそのインテリジェンスを理解して、続投が決まった今シーズン、彼の指導に従ってハードワークをこなしているんだ。まだ向上すべき点はあっても、方向性は正しいと思うね。監督は僕らベテラン選手を頼りにしているのかって?僕とカンビアッソ、サムエル、ミリートとの意見交換はいつもやってるよ。チームがスランプのとき、特にベテランの力が重要だということが明らかになったのさ。新しいプロジェクトがスタートして、インテルの歴史に名を刻んだカンピオーネが数人抜けていった。彼らがいなくなるのは辛いことだったけど、若手と経験豊富なベテランのコンビネーションに基づいてチームが再建されることになったんだ。僕らはこの形で再び主役の座を取り戻したい気持ちでいっぱいだね」

「今はユヴェントスを倒したことで誰もが有頂天だけど、この喜びをコントロールするようにしないとね。僕らは1ゲームに勝った、それだけだよ。まだまだ試合はたくさんあるんだし、僕らの目標は4月になっても主役としてこの調子で戦い続けることなんだ。各チームの力が均衡しているリーグで、ユーヴェやナポリといったビッグクラブと争うわけだから、好調を保つようにしないといけないのさ。スクデット?僕らは新生チームで、大きく進歩したのは確かだけど、まだ足りないものはたくさんある。いい結果を出すための前提はあるので僕らはやれると信じているけど、まだ早いよね。とにかく、何が起きてもおかしくないさ」

最後に、アントニオ・カッサーノについてコメントを求められたキャプテンは、次のように語った。「誰が普段からアントニオをマークしているのかって?それは、長友の役目だよ!いや、みんなで交代で彼をチェックするようにしているんだ(笑)。昨日のハーフタイムなんて、アントニオは主審にクレームをつけ始めてね。とりあえず落ち着いて喋ってたけど、幸いにもレフェリーはその場を去ったんだ。でなかったら、どういう展開になっていたか分からないね(笑)。冗談はさておいて、アントニオはウチにいることでハッピーになれたみたいで、ピッチでもその嬉しさを表している。最近色々なことが起きた身なだけに、今は快適な時期を味わえてよかったと思うよ」

広報部


 English version  Versión Española  Versione Italiana 

読み込み中