セリエA、ユーヴェ対インテル:ミリート、9回目のドッピエッタ

ユヴェントスの無敗記録に終止符を打ったインテルは9連勝を達成、その他データもろもろ

[トリノ] (データ提供:Football Data)インテルはユヴェントスの無敗記録に終止符を打った。32勝17分の成績で49試合無敗を保っていたユーヴェは、最後に負けたのが2011年5月15日のアウェーでのパルマ戦だった。それ以来、2010−11シーズン最終節と2011−12シーズン全38試合、そして今季10試合を通して負けなし状態が続いていた。これはイタリアリーグ統一以来、ユヴェントスのクラブ史上最高の記録で、1929−30シーズン以降のセリエA史上では90年代初期のカペッロ率いるミランに次ぐ成果である。今回のインテル戦は、“ユヴェントス・スタジアム”での公式戦(カップ戦を含む)で初めて敗北となった試合でもある。ユーヴェが最後にホームゲームを落としたのは2011年5月5日のミラン戦で、その後は22勝11分け、計33戦のホーム無敗が続いていた。コンテが監督に就任して以来、ユヴェントスのトレードマークは前半の結果を後半でさらによくすることだったが、今回のインテル戦では1−0のリードから1−3の逆転負けというふがいない展開になってしまった。

一方、ストラマッチョーニ率いるネラッズーリのアウェーでの連勝は止まることなく続いている。2012−13シーズンのこれまでのアウェー公式戦9試合(カップ戦含む)に全勝しているインテルは、最後に敵地で負けたのは2012年5月13日のローマでのラツィオ戦(1−3)。アウェー9連勝というのは、マンチーニが監督だった2006−07シーズン以来の出来事である。ホーム/アウェー両方を対象にした場合、ネラッズーリは9月23日のシエナ戦(0−2)以来負けておらず、現在9連勝中となる。

ユヴェントス戦のヒーローと呼べるディエゴ・ミリートは、これでセリエAに移籍して以来9回目のドッピエッタを決めたことになる(インテルで7回目)。これで“エル・プリンシペ”はネラッズーリの一員として公式戦143試合で71得点を挙げたことになり、2試合ごとに1ゴールといった高い平均得点率を見せている。

インテルがトリノでユヴェントスを倒すのは、2008年1月30日以来の出来事(コッパイタリア戦、ネラッズーリが3−2で勝利)。カンピオナート戦では、2005年4月20日以来の出来事である(1−0でインテルが勝利)。

今回のユーヴェ戦を含めてセリエAで20試合の指揮を執ったことになるストラマッチョーニ監督は、これまで14勝を挙げている。ちなみに、ジョゼ・モウリーニョがセリエAでの最初の20試合で挙げた勝利の数と同じである。

広報部


 English version  Versione Italiana 

読み込み中