[アッピアーノ・ジェンティーレ] インテル対サンプドリア前日会見で、アンドレア・ストラマッチョーニ監督はアントニオ・カッサーノとアンドレア・ラノッキアを始めに個々の選手についてコメントした。「アントニオはボローニャ戦終了時点で首の痛みがまだ残っていましたが、この手の問題というのは急に発生すると同時に、早く直ることもありますからね。ここ2日間は練習に参加しているし、調子はいいはずですよ。ラノッキアはすでにイエローカードを喰らっているから明日の試合で起用するのを避けるのかって?確かに、彼はグアリンと同じで、明日の試合で警告を受ければ次の試合が出場停止になります。もちろんリスクはありますが、私は今、インテル対サンプドリア戦のことしか頭にありません。その後の試合に向けての計算はしないですね。しかも、(ユヴェントスとの)直接対決までの試合に勝たなければ、直接対決でなくなってしまいますからね。いずれにせよ、ラノッキアは今、精神面でもパフォーマンスの面でも絶好調です。現在のセリエAで最も優れたディフェンダーのひとりですね。彼を明日の試合で起用するかどうかは、リスクを負うかどうかは、私にしか取れない決断です。今夜、ベッドでじっくりと考えて決めるつもりです」
グアリンについては、ストラマッチョーニは次のように述べた。「我々の期待がかかっている選手です。私は監督としてそれほど経験がありませんが、選手がいつだって絶好調でいられるのはあり得ないということぐらいは分かります。いずれにせよ、グアリンのパフォーマンスが不合格だったことはないですよ。私は彼に絶大な信頼を寄せています」
リカルド・アルバレスについて聞かれたストラマッチョーニは、こう答えた。「すべてのポテンシャルが揃った選手ですが、彼は少々アンラッキーだったというのもあります。私の役目は、選手が3ゴール決める前に勇気付けてやることです。3ゴール決めたら、自信は自然と出るものですからね。リッキーはひとつのファインプレーをやって見せたり、ひとつのゴールを決められた時点で一段と自信が増すことでしょう。多分、こういったものがきっかけとなって吹っ切れて、みんなに愛される存在になるんだと思いますね」
エステバン・カンビアッソの好調についても感想を求められた指揮官は、「いいパフォーマンスを見せているし、彼も私も満足ですよ。ほかの選手も全体的にいい調子ですが、何よりも大事なのはこの好調を保つようにすることです」と述べた。
ロドリゴ・パラシオ、ジョエル・オビ、フアン・ジェズス、ヴェスレイ・スナイデルについては、ストラマッチョーニは次のようにコメントした。「パラシオは非常にいい出来具合を見せていますが、前線の選手は全員いいですね。オビは古傷に軽い違和感を訴えただけで、大したことではないです。でも、彼はスワロフスキーのクリスタルなんで………(笑)ちょっとケースにしまうことにしたのです。彼は我々にとって、とても貴重な存在なのでね。 フアン・ジェズスが出場停止なのは問題かって?彼がここのところ絶好の仕事をしてくれているのは事実ですが、選手の一人や二人に依存するチームなんていませんよ。スナイデルの復帰?ユヴェントス戦の次の週からピッチ復帰に向けてのリハビリを始められることが願いです。ドクターの意見次第ですけどね」
広報部