ストラマッチョーニ:「テクニック面ではなく精神面での後退」

「タイトでコンパクトなサッカーを見せていたのに1−2の時点で集中が切れてしまった」

[ミラノ] 「一歩後退しましたが、それはテクニック面ではなく精神面でのことです」。アンドレア・ストラマッチョーニ監督は"メアッツァ'でのローマ相手の敗戦についてこうコメントした。「私が思うには、インテルはゲームをコントロールできていたのです。タイトでコンパクトなサッカーをやって、 後半はしかも気合いを入れて臨んだのです。ところが、相手のあの稲妻のようなカウンターから追加点を決められてから、狂ってしまったのです。戦術の問題より、メンタルの問題だったと思います。あの2点目の場面ではトッティのプレーが優れていたのは確かですが、ウチのミスもあったのです。それに、ホームゲームで1−2のゴールを許してこれだけの精神的ダメージを受けるのはどうかと思いますね。前半のインテルはハイテンポのサッカーを見せてチャンスを作っていたし、テクニック面では良い感じだっただけに残念です。ポジティブな面はありましたが、課題が残っています。前半はコンスタントに攻撃を仕掛けて、堅実なプレーを見せていたのに、2点目を奪われた後は……… 」

ストラマッチョーニは木曜夜のヨーロッパリーグ戦が今夜の敗戦にどの程度影響していると思うかという質問を向けられ、「言い訳はしたくありません」と答えた。

昨日のボローニャ対ミラン戦で見事ハットトリックを決めたジャンパオロ・パッツィーニについて、放出して後悔しているかと聞かれたストラマッチョーニは、次のように述べた。「ウチの状況は至って明解でした。ひとりのセンターフォワードに賭けることとなって、我々は"エル・プリンシペ"すなわちディエゴ・アルベルト・ミリートに賭けたのです。パッツィーニの価値が疑問視されたことはありませんが、私が思うにはあの2人は一緒にプレーできるタイプではなかったのです。パッツィーニはインテルの構想に見合った選手でなかったのです」

今夜の試合で先制点を決めたアレッサンドロ・フロレンツィは、 ストラマッチョーニ監督がローマ下部組織時代に育成した選手。「彼にリベートを要求したいですね……… 」。指揮官は皮肉を込めて、こうコメントした。「今夜の得点のおかげで、給料が上がるんじゃないですか(笑)?良いゴールでしたね。フロレンツィを褒めてやりたいですよ。私が育てたというより、有能な若手なのがきちんと成長したという感じですね」

広報部


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