[ミラノ] インテルキャンパスコーチのユーリ・モンザーニとラッファエレ・クアランタがモロッコに飛び、カサブランカ郊外のバラックや安普請の家でごった返す地区、シディ・ムメンを訪問した。将来に対する希望がない若者の間でイスラム原理主義が広まっているこの地区で、インテルキャンパスはNPO組織"Soleterre Onlus"と"El Messir"と協力し、学校教育と並行するスポーツ活動を子供たちに提供している。特に、少女がスポーツをする可能性が与えられることが重視されている。
今回の訪問は、男女問わずイスラム教徒は日の出から日の入りまで断食を行う"ラマダン"の時期と重なった。インテルキャンパス活動に参加する子供たちの大半はまだ幼いため対象外だったが、中にはすでに12〜13歳で"ラマダン"を守らなくてはいけない少年少女もいた。現地インストラクターたちと同様、その子たちは猛暑の中でも断食の厳しさに負けることなく、やる気満々で活動に臨んでいた。
次回は、2013年2月に新たなモロッコ訪問が予定されている。
広報部