[アスンシオン] インテルキャンパスのテクニカルディレクターのアルド・モンティナーロ、およびコーチのロレンツォ・フォルネリスとユーリ・モンザーニがパラグアイに飛び、首都アスンシオンのカテウラ地区とセバロス・クエ地区のセンターを訪問した。
カテウラ地区にはゴミ処分場があり、数千の人がリサイクル用の有価物を拾い集めて暮らしている。"ガンチェロス"と呼ばれるこの人たちは家族とともに処分場周辺のバラックに住んでいるが、衛生環境はもちろん最悪で、伝染病のリスクは非常に高い。インテルキャンパスはそんな環境で暮らす少年少女を支える意味で、ここにセンターを設けたのだ。
150人の子供が通うカテウラ地区のインテルキャンパスセンターのグラウンドは砂とゴミだらけで、サッカーが出来るか出来ないかギリギリの状況。しかし、コーディネーターのフリオ・ゴンサレスと現地インストラクターの情熱と熱心な姿勢のおかげで少年少女は楽しそうに活動を行っており、その無邪気なスマイルはこの悲惨な場所に少しの明るさをもたらしている。
セバロス・クエ地区に位置するインテルキャンパスセンターには約150人の少年少女が通っている。この地区には非政府組織"Aldeas Infantiles SOS"の児童養護施設があり、インテルキャンパス活動に参加する子供の大半は孤児、ないしは親に見捨てられた子供である。今回、少年たちはグラウンドのゴールを黒と青に塗ってイタリアからやってきたコーチを迎え、サッカー活動に打ち込んで楽しい時間を過ごした。
広報部