[アッピアーノ・ジェンティーレ] "アンジェロ・モラッティ"センターのプレスコンファレンスルームでガビー・ムディンガイの入団会見が行われ、同席したマルコ・ファッソーネGMがまず、こう述べた。「クラブを代表して、ムディンガイにインテルへようこそと言いたいです。彼はクラブ、そして特に監督が強く望んだ選手で、すでにセリエAで200試合出場を誇るミッドフィールダーです。その豊富な経験は、我が中盤の完成度を高めるに当たって重要な要素となります。ガビ—の獲得は、クラブが進めている若手選手とベテランのコンビネーションを作り出すというプランの一環であり、インテルにさらなるステップアップをもたらすことでしょう」
ファッソーネの紹介に続いて、ムディンガイ本人はこう話した。「このようなクラブにたどり着くというのは、とても重要なステップです。こういうビッグクラブでプレーすることを目指して努力を積み重ねてきたのですが、正直言って諦めかけているところでした。僕は、魂を込めてすべてを出したいと思っています。ここでやるには常に全力を尽くさなくてはいけませんが、僕は熱意を込めて最大限に頑張るつもりです。僕にとって、インテルは出発点です。このユニフォームを身に付けてなるべく多くの試合に出たいです。キャリアをここで終えるのもいいですね」
「インテルのロッカールームに足を踏み入れるのは大きな感動です」と語るムディンガイは、自身のポジションについては次のように述べた。「監督とチームのために尽くすつもりでここにやってきました。どのポジションでプレーしろと言われようと、常にベストを尽くすように努力したいと思います。ストラマッチョーニ監督とはすでに話しました。練習中に僕のことを観察しているみたいですが、のちに僕をどのポジションで起用するかを決めることだと思います」
「インテルが僕に関心を示していると知った時、僕は絶対ここに来たいと代理人に言ったのです。獲得に乗り出していた他クラブにはまったく興味ありませんでした。早くここに来て、チームメートと顔を合わせて練習を始めるのが待ち遠しかったですね。八百長事件との関わりの疑いで処分を科される不安はなかったかって?僕は最初から不安はありませんでしたよ。あくまでも容疑者としてではなくて、取り調べに役立つ情報を知っている者として呼び出されただけで、何も心配することはありませんでしたから」
新しいチームメートについて、ムディンガイはこうコメントした。「みんなとうまく行ってます。コモ相手の親善試合ではグアリンと中盤でコンビを組んでプレーしました。カンビアッソは経験豊富な選手だし、学ぶべきものはたくさんありますよね。僕は10年近くイタリアでプレーしていて、決して若いとは言えませんが、このカンピオナートを良く知っているつもりです。とにかく、全力を尽くして見せます。これは、確実に言えることです。スナイデルやミリートのようなカンピオーネと一緒にプレー出来るのは、計り知れない喜びです。僕は、彼らのために走りますよ。憧れの選手ですか?特にいませんが、マケレレとかは常に尊敬してきました」
ジュリオ・セザル、パッツィーニ、マイコンが放出される可能性について聞かれたムディンガイは、「彼らは偉大なカンピオーネなので、いなくなったとしたら残念です」と答えた。「とは言え、僕は選手の獲得や放出について何も知りません。僕に言えるのは、チーム内の雰囲気は素晴らしくて、全員が僕が馴染めるようによくしてくれているということです。プリマヴェーラ選手の誰に最も強い印象を与えられたかって?全員にですね。みんな真剣に打ち込んでいるし、ブレークしたい意欲が感じられます」
ボローニャでの元チームメート、ガストン・ラミレスにもインテル移籍を勧めるのはどうか?という質問を向けられたムディンガイは、こう述べた。「その可能性があるのだったら、考えずに移籍するべきですね。彼は若いですが有能な選手なので、ここに来ればさらに成長出来るのは確かです。すでに、優れた才能の持ち主であることを見せている選手です」
最後に、自身のコンディションについてガビ—はこう明言した。「筋肉に若干問題があったのでボローニャのサマーキャンプに参加しなかったのですが、夏休み期間中もトレーニングを続けました。今はここでハードな練習を積み重ねているし、準備は出来ています。チームに貢献したい気持ちでいっぱいですよ」
広報部