[ミラノ] "ナイキ・スタジアム"ショップでのインテル新ユニフォーム発表イベントの直後、6月7日にネラッズーリの一員となったロドリゴ・パラシオの入団会見が行われた。
「ここにいるのは素晴らしい感覚です。初日ですが、みんなとても良くしてくれています。同時に、3年間を過ごしたジェノアに対する尊重も表したいです。僕を常にアットホームの気分にさせてくれたクラブとすべてのファンに感謝しています」。まずこう語ったパラシオは、自身のキャリアの中で、良いタイミングでインテルに入団出来たと思うかと聞かれ、「そうだと思います」と答えた。「違う国、異なる文化からやってきて現地のサッカーに馴染むのは簡単なことではありませんが、イタリアで3年間プレーしたおかげで、ステップアップする準備は出来たと思います」
同じくアルゼンチン人であり、インテルでの先輩となった偉大なカンピオーネ、ディエゴ・ミリートと比較される恐れについて、パラシオは次のように述べた。「不安はありません。このチームには偉大な選手、偉大なアタッカーがいるので難しいことは分かっています。特に最初のころはベンチスタートする可能性もあるでしょうが、僕はレギュラーの座を得るために出来る限りのことをやりたいと思います」
「背番号ですか?まだ分かりません。スクデットの引き替えに三つ編みを切ってもいいかって?いいや、切るつもりはありませんよ(笑)。とは言え、それでも優勝するようにしたいと思っています」
以前、ジョゼ・モウリーニョは『イブラヒモヴィッチがイタリアを後にしても、エトオやパラシオといった選手がやって来ることが大事だ』と発言したことがあるが、これについてロドリゴは「僕がモウリーニョの評価に値するかどうかはわかりません」とコメント。「もちろん、あのモウリーニョが言ったことですから、間違いなく嬉しいですよ。いずれにせよ、今でもイタリアサッカーは非常にレベルの高いサッカーです」
「アンドレア・ストラマッチョーニ監督とは、契約にサインした時に一回だけ話したことがあります。僕を喜んで迎えてくれると言ってくれました。サネッティですか?彼とはまだ話していません。携帯メッセージを送ってくれましたけどね」
インテルは去年もパラシオの獲得に動いていたが、一年遅れでようやく入団したような気がするか?と聞かれた本人は、こう述べた。「確かに、昨年はあとわずかで移籍するところまで行ったのが、土壇場で話がまとまらなかったのです。でも、早い遅いはどうでもいいです。とにかく、ここに来れたことが大事です」
スクデットを手にするのとヨーロッパリーグ優勝を果たすのと、どっちの方が簡単だと思うか?という質問を向けられたロドリゴは、「現代のサッカーでは、簡単なことなんて何もありません」と答えた。「ともあれ、インテルは偉大なチームです。僕たちはすべての戦線で健闘して結果を出すようにしないといけません。両方のタイトルを祝える展開になるといいですね」
広報部