ストラマッチョーニ:「インテルは元気で、リスペクトに値する」

「色々と批判されてきた選手たちが、今日ピッチで答えを出した」

[ウディネ] ウディネーゼ戦で初アウェー勝利を手にしたアンドレア・ストラマッチョーニ監督は試合終了後、"Sky Sport"局のマイクを前にして「90分の間で作り上げた勝利です」と述べた。「非常に困難な試合でした。ここウディネでは、どんなチームでも苦戦を強いられるのです。インテルはしかし、素晴らしいパフォーマンスを見せました」

「我々は良い練習をやっていますが、私が直接知っている限りのことについてしか言えません。だから、昨日の前日会見では、私が就任する前のことについて突っ込まれたりして、ちょっと立腹したのです。今日は選手たちがピッチで答えを出してくれたと思いますよ。批判されてきたスナイデルやアルバレス、カンビアッソやラノッキアが活躍しましたしね。私は、自分が監督に就任して以降のことについてしか話せません。従って、スナイデルに関して私に言えることは、彼は少しでも早くピッチ復帰するために出来る限りの努力を積み重ねたということです。今日の試合では、彼が戦術的なキーマンだったのです。ワントップの背後に彼を据えたことで、ウディネーゼを戸惑わせることが出来たのです。負けた時はしっかりと責任を取りますが、このインテルは元気で、リスペクトに値するチームです」

「ピッチにクオリティの高い選手を据えるようにするのは重要なことです。フィレンツェでもそのつもりだったのですが、何かが機能しなかったのです。とは言え、今日、フィオレンティーナがローマを破ったというのを見ると、先日の我々の結果はそれほど悪くなかったと言えるのかも知れません。今日の勝利は、全面的に選手たちのおかげですよ。私は思うままに準備を進めても、チームが付いてくれなければ、何も出来ないわけですから」

「インテルは黙って練習に集中して、結果を出すことに成功しました。フィオレンティーナ戦で引き分けた我々が無能だったわけではないと同じように、今日勝った我々が天才だというわけでもありません。明日からは、チェゼーナ戦だけに集中しましょう。日曜日は、チャンピオンズリーグ出場権獲得に向けてとても重要な試合を戦うのです」

引き続き"Mediaset Premium"チャンネルの取材に応じたストラマッチョーニは、次のように続けた。「今日の勝利は、順位表の面とパフォーマンスの面で重要なものです。ウディネはいつだって困難なアウェーですが、我々はこの直接対決を逆転勝利で飾ったのです。インテルはチームとしてまとまったプレーを見せました。今日のこの勝利は、全員の勝利です。相手の守備を混乱させるのを狙ってトレクアルティスタを2人据えて臨みましたが、我々の戦術が機能したと言えると思います。今日のウディネーゼは決して調子を落としている様子ではありませんでしたしね」

ラジオ局"Radio Rai"と"Rai Radio 2"の取材では、指揮官は「サッカーには秘訣なんてないと思います。そんなものがあったとしたら、誰もが使っているでしょうしね。私はチームに信頼を抱いて、選手たちはそれに大いに応じてくれているのです。イタリアのカンピオナートは難しいリーグです。簡単な試合なんてなく、確実に勝ち点を獲れる試合なんてないのです。私は秘訣はないですよ。ピッチでの仕事を最重視して、プロである以前に生身の人間である選手たちとのコミュニケーションを大事にするのです」

最後に、ストラマッチョーニはインテルチャンネルのマイクを前にしてこう締めくくった。「昨日の前日会見では記者の指摘に腹が立ちましたが、選手たちがピッチで何よりもの答えを出してくれたことが良かったです。言葉ではなくて、行動ですね。来週の日曜日はチェゼーナ戦ですが、ここにきて踏ん張っているチームなので簡単な試合ではないでしょう。確実に言えるのは、ラツィオ、ナポリ、ウディネーゼ、ローマの4チームが全部勝つことはないだろうということですね………」

広報部


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