[ローマ] サッカー界の伝説的存在とも言えるディノ・ゾフはインテルチャンネルの取材に応じて、自身の試合出場数に並んだハビエル・サネッティについて次のように語った(インタビューはサネッティに捧げる"Prima Serata"特別版内で放送)。
あなたの出場数を超えようとしている選手がいるのは、どんな感じですか?
「良い感じですよ。ハビエル・サネッティをあらゆる面で素晴らしい選手だと思っていますからね。フィジカル面で言うと、彼は怪物です。私はGKだったので比較的簡単でしたが、彼はフィールドプレーヤーですからね。体力はともかく、精神面でもずば抜けた人間なので、彼がこのようにまだプレーし続けることは特に喜ばしいことです。サッカー界に、サネッティのような人材がもっとたくさんいて欲しいものです。もちろん、彼の超人的なレベルに達するのは無理でしょうが、ピッチと私生活で彼のような態度を見せられる選手が増えればな、と思いますよ。彼が適切ではない発言をしたことを一度も聞いたことがないです。とにかく、彼は本当に称賛に値する存在なので、もっともっとプレーし続けることを願いますよ」
サネッティはある種、あなたが現役だった時代のサッカーを彷彿させる選手ですよね。
「確かに。ピッチでの態度からしてもそうですよ。規則に逆らうようなことをやっているのを見たことがありません。いつだって慎ましい態度だし、真のアスリート、真のスポーツマンの精神を持っています。サッカー選手として、そして人間として貴重な要素をすべて持ち合わせているのです。私の時代を思わせるのは、当時はゴールの後とかも派手なパフォーマンスがなかったし、大袈裟なアクションがなかったというのもありますよね。彼がファウルを受けても猛抗議をしないというのは、過去の時代のサッカーを彷彿させます。でも、彼は今まだ現役ですから、時代を超えた存在ということですね。彼は、私と他の記録保有者も追い抜いていくに相応しいので、本当に嬉しいですよ。このまま続けて、まだ何年もプレーして欲しいです。本当に、心からエールを送りますよ」
サネッティはあなたがアッピアーノにいらして番組に出演していただくことを望んでいたのですが、ローマでテニスがあるのでスケジュール的に無理だったんですよね………。
「もっと近かったら、是非とも行きたかったですね。また機会があったら、喜んで行きますよ。本当に、彼のことを尊敬しているので」
それでは、5月13日のインテル対ラツィオ戦の前日に来ていただくというのはいかがでしょうか?サネッティがそれまでの全試合に出ていれば、ラツィオ戦がインテル公式戦800試合目になるのです。
「そうであるならば、間違いなく伺います。クラブの都合さえ良ければ、行きますよ」
広報部