[ミラノ] インテルチャンネルのゴールデンタイム番組"Prima Serata"(21:00オンエア)に出演したリカルド・アルバレスは、インテリスタから届いたメール、ファクス、手紙の山を見ながら、こう語った。「ファンからこれだけ応援されているのは、僕にとって貴重なことです。ファンの期待に応えるために、ピッチ上で僕の力を発揮して見せないといけません」
「僕のポジションですか?試合によって変わりますね。対戦相手が中央にスペースを与えてくれる場合は、2トップの背後でプレーしたりします。 でも、昨日のシエナみたいに、中央に選手が密集しているチームが相手の場合は、サイドからスタートして、中にカットインしてシュートを打ったりクロスを出したりします」
「ファンの気持ちは分かるし、不満も分かるつもりですよ。今とは違う特徴の選手がいた、今とは違うインテルに慣れていたわけですからね。新たに入団した選手は、インテルに相応しいということを立証しなくてはいけません。ピッチでのパフォーマンスで、ファンの信頼を勝ち取るしかないのです」
「僕のサッカーが好きになれない人がいたとしても、おかしくないと思います。ガッツというものは、様々な形で表せると思います。すべてのボールに食らいついて、相手選手より先にボールに行くように常に走り続ける、というのがひとつの形ですね。でも、積極的にアピールして常にボールを求めることも、ガッツと勇気の表れなのだと思っています。これこそ僕のサッカー観に当てはまるものなのです」
「インテルに入団したてのころに比べて、より堂々とプレー出来るようになったし、戦術面ではすごく上達したと思います。イタリアサッカーは戦術が何よりも大事ですが、 僕はその面では欠けていましたからね。いずれにせよ、今でも楽しんでプレーしていますよ。ケガの2ヶ月間、ピッチに戻るのが待ち遠しくて仕方なかったです。今や、イタリアサッカーは"自分の"サッカーになったと言えると思います。まだまだ伸びしろがあるので、ますますこのサッカーの中で自分に何が出来るかが分かっていくことでしょう」
「ラニエリ監督に学んだことは多いです。自信を持たせてくれて、コンスタントに力を発揮出来るようにしてくれました。とても良い指導をしてくれたと思うし、感謝しています。ストラマッチョーニ監督も気に入ってますね。大いなるチャレンジに挑んでいるわけですが、彼は優秀な監督で、選手たちのハートに届く話が出来るのです。チームに話すことが出来る指揮官ですね。彼は監督としては若手ですけど、僕と同じように学ぶことはたくさんあることでしょう。でも、知識が豊かで注意力のある指揮官です。シエナ戦の前に僕は監督になんて言われたかって?戦術的な指示はともかく、自分自身を信じて自分に出来ることをやって見せてくれ、と言われました」
広報部