[トリノ] 「今年はどうしても良い流れに乗れないみたいですね………。残念なのは、1時間にわたってとても良いプレーをしたのに、セットプレーから失点を喫したことです。またしてもの不注意で、今日はカセレスをどフリーにしてしまいましたからね。その後は、反撃する力がなかったのです」。クラウディオ・ラニエリ監督は0ー2の敗北で終わったユヴェントス対インテル戦を、こう振り返った。
「絶好調のユーヴェ相手に良い試合をやっていただけに、残念ですよ。 最初の60分間に関してはとても満足しています。でも、あの形でゴールを許したことは悔しいですね。今夜の最初の1時間を参考にして、これからのシーズン終盤に臨むべきです。順位表を見ると、我々とユヴェントスの間には大きな勝ち点差がありますが、今夜の試合の最初の60分間は、そのギャップが感じられませんでした。それを基にして、我々は全力を尽くしていく義務があるのです。最後の最後までトライしていかないといけません。諦めてはいけないのです。スポーツの世界には、こういう時期というのはあるものなのです。この現実を受け入れて、うなだれることなく進んでいくのです」
「我々はこの試合に向けて念入りに準備を行ったのです。チームは正しいアプローチで臨んだのですが、最初の1時間はいいとして、その後は平常心を失ってしまいました。選手たちはネガティブなことがあるとすぐに沈んでしまうのです。最初の失点を喫してすぐに、我々のやる気はしぼんでしまったのです。まあ、今夜のブッフォンが当たっていたというのもありますけどね。あのCKで試合の流れが完全に変わったのです。それまでは我々がユーヴェを苦しめて、ブッフォンが懸命に救っていたという感じでしたからね」
選手交代について聞かれたラニエリは、「ファラオーニとパッツィーニを投入したこと?オビの動きが落ち始めていたし、ポーリはイエローを喰らっていたので、2人の交代を決めたのです」と説明した。
3位はますます遠ざかったが、まだ可能性はあると思うのか?という質問には、指揮官はこう答えた。「まだ終わっていないですよ。我々は1試合1試合に集中して戦い続けなければいけません。もちろん、今夜勝てれば勢いがついたことでしょうけどね。とにかく、頭を切り換えて練習に打ち込みましょう。日曜日は次の試合があるので」
「私の心境?平静な気持ちですよ。我々はみんなで出来る限りのことをやっているわけですからね。私の契約に出来次第で減給の条件があると言われている件について?作り話ですね。そんな契約を結んだ監督がいるなんて、聞いたことないですよ。大きな作り話です」
「プリマヴェーラは素晴らしい大会をやりましたね。選手たちと監督を称賛します。プリマヴェーラ選手をトップチームに招集することについて?困難の時にトップチームで起用することは若手選手の成長に悪影響を与える場合もあります。でも、いざとなれば招集しますよ。インテルには有能な若手が大勢いますからね」
広報部