[アッピアーノ・ジェンティーレ] "Mediaset"局の独占インタビューに応じたディエゴ・フォルランは、マルコ・バルザ—ギの質問に答えて自身とインテルについて語った。
フォルランの完全一問一答は下記の通り。
先日のカターニア戦でゴールを決めて、どういう気持ちでしたか?
「フォワードにとって、ゴールを決める瞬間というのが何よりも最高の時です。それに、個人的にはケガに悩まされて、チームも苦しんでいるシーズンなだけに、久しぶりのゴールは嬉しかったです。カターニア戦は難しい試合でした。後半、僕たちは何としてでも同点に追い付くようにして、出来ることだったら逆転勝利にしたかったんですけどね。もう少しでそれが実現するところでした」
あのゴールを決めて吹っ切れたことでしょう………。
「そうですね。まだ1点ビハインドだったので、あまり喜びを味わえなかったですが。すぐにプレーを再開して、同点に持ち込むことが何よりも大事だったので」
インテルに入団した時、こんなに困難なシーズンになると想像していましたか?
「ここまで困難になるなんて、想像していませんでした。でも、苦境に直面するチームにいるのは初めてではないですよ。僕は多数のクラブに所属してきましたが、良い時期も悪い時期も経験しています。選手は、こういう状況からどう脱出するかを知らなくてはいけません。忍耐力を持って練習に集中する必要があるのです。いずれにせよ、インテルはこのスランプを乗り切るためのクオリティを持っているチームです」
あなたはベストコンディションを取り戻すために午前も午後もトレーニングに励むことがありました。背番号9に相応しいプレーを見せられていないという気持ちがそうさせたのでしょうか?
「そういう気持ちも少しありますね。いずれにせよ、今はだいぶ調子が戻ってきています。何試合かで継続的にプレーしたし、調子は良いですよ。この感じで続けて、とにかく試合に出てゴールを決めたいです。チームが必要としている勝利をもたらすためにね」
先日のあなたのゴールは、インテルにとって新しい流れの始まりを意味していると言えるのでしょうか?
「ゴールだけではなくて、チーム全体の後半での姿勢が大事だったと思います。キックオフ直後の15分は良かったんですが、その後、ウチのリズムが悪くなって、スタジアムの雰囲気も悪くなっていました。でも、僕たちは勇気とプライドを引き出したのです。これだけ悪い状況が続いている中で、2点ビハインドからスタートして逆転する寸前まで行けたことは、チームにとってターニングポイントを意味することだと思います」
数人の選手が、ハーフタイムでジュリオ・セザルがチームに話したことがプライドを刺激した、と言っていますね。
「彼はチームの全員に向けて話をしました。このインテルには数年間に渡って、栄光の時と困難の時を経験してきた選手がいるわけですが、ジュリオ・セザルはチームのベテランたちの精神を熱弁したのです」
エステバン・カンビアッソの交代の際にスタンドからブーイングが上がったことについての感想は?彼がインテルのためにやってきたことを思えば、ファンは厳しすぎるのではないかと思いますが………。
「僕たち選手は、人々が言うことにあまり耳を傾けないようにするべきだと思います。彼だけじゃなくて、僕や他の選手だってブーイングされましたしね。チームが調子悪くて、ファンが望む通りのプレーが出来ないとなると、こういうことが起きるのも仕方ないのです。人々は自分のチームが勝つのを見るためにスタジアムに足を運ぶわけで、不満を表すためにブーイングしたいんだったら、ファンにはその権利があると思いますよ。僕たちはいつものように練習に打ち込んで、再び勝てるようになるため努力を積み続けるだけです。カンビアッソは経験豊富な選手だし、一段と練習に励んでチームの勝利に貢献することだと思いますよ」
金曜日はキエーヴォ戦があって、その次はチャンピオンズリーグのマルセイユ戦でファーストレグの結果を逆転しないといけないわけですが………。
「チャンピオンズリーグの前にキエーヴォ戦がありますが、アウェーゲームだし、難しい試合になることは分かっています。僕たちは、まずヴェローナで良い結果を出して、自信を高めてマルセイユ戦に臨むようにしたいです」
あなたは、インテルがチャンピオンズリーグで逆転出来ると確信していますか?
「はい。僕は試合に出場する度、勝てることを信じて臨むのです。実際、結果はどうなるかは分かりませんが、目標は常に勝つことです。マルセイユは良いチームだし、ファ—ストレグを1ー0で勝っているため勢いが付いています。危険なチームなので、警戒が必要です。僕たちは最大限に集中して勝つようにしないといけません」
あなたの今後への期待は?
「インテルとは2年契約ですし、ここにいるのはとても嬉しいです。今はなるべく早いうちに再び勝てるようになって、良い形でシーズンを終えるようにしたいですね」
広報部