ラニエリ:「選手たちを支え続けることが大事」

「選手たちを批判する気にはなれない。我々は平静さを保って、諦めずに戦い続ける」

[ミラノ] 「PKですか?昔、あのボスコフが言っていた通り『レフェリーが笛を吹いた時がPK』なのです」。ノヴァーラ戦終了後、ポーリがファウルを受けたのにPKが与えられなかったことについてコメントを求められたクラウディオ・ラニエリ監督は、かつての知将ヴヤディン・ボスコフの名言を引用して答えた。

「今日の相手は守備を固めて、カウンターを狙うだろうというのは分かっていました。我々は冷静さを保つようにして、攻め込むタイミングを見計らったのですが、うまくいきませんでした。パッツィーニは体調が万全ではなかったので、最初はワントップでいくことにしたのです。ミリートは頑張って仕事をしてくれたのですが、やっぱりセカンドトップが欲しかったのでジャンパオロを入れたのです。残念ながら、向こうのカウンターでカラッチョロにやられたのです。ウチは今日、20回ぐらいゴール枠にシュートを打って、ポストに1回当ててます。選手たちを支えるようにして、頑張り続けるしかないですね」

「モラッティ会長はロッカールームで、チームが勝つためにベストを尽くしたことが伝わったと言ってくれました。選手たちは100パーセントの力を出し切ったので何も言うことはない、とね。私は会長とクラブが全面的に支えてくれていると感じていますよ。ファンにしても、今日だって最後まで応援し続けてくれました。終了時点には敗戦に対する不満を表しましたが、それも分からなくはないことです」

「チームは練習では非常に調子良いのに、試合ではうまくいかない時期みたいです。ローマ戦は、チームが試合モードに入っていない唯一の試合でした。今日のケースは違いますよ。今日はツキが足りなかったのです」

ヴェスレイ・スナイデルについて聞かれたラニエリは、次のように述べた。「彼はカンピオーネですが、今は再び試合のリズムに馴染むことが必要なのです。チームはスナイデルにボールをフィードし、スナイデルはフォワードにパスを出す、といったプレーを機能させるようにしないといけないのです。彼がアンジに移籍する可能性?そんなことはないのが私の希望です。本人もそんなことを考えていないのが願いですがね(笑)。ちょうど昨日、私はスナイデルに『君はこのチームで重要な存在であることを把握しているのかい?』と言ったんですよ。彼は『はい、僕はここの居心地が良いです』と答えてくれました。とは言え、監督というのは女房の浮気に最後まで気付かない亭主みたいなものですからね。でも、スナイデルはやる気満々だと言ってくれたし、今日もしっかりと全力を尽くしてくれました」

「とにかく、選手たちには何も文句言えないと思います。ゲームへのアプローチに関しても、必死に頑張る姿勢に関しても、何も批判する気にはなれません。我々は平静さを保って、諦めないことが大事です。我々は諦めないですよ。戦い続けます」

広報部


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