アルパド・ワイズ記念プレートの除幕式が"メアッツァ"で

ミリー・モラッティ、クラウディオ・ラニエリ、ハビエル・サネッティが出席し、『忘れないことの重要さ』を強調

[ミラノ] 国際ホロコースト記念日である今日、サン・シーロも"記憶の場所"となった。FCインテルナツィオナーレとミラノ市は、アウシュヴィッツ強制収容所で家族と共に命を落とした元アンブロジアーナ・インテルの監督、アルパド・ワイズとその生涯が意味したことが忘れられないようにとの願いを込めて、"ジュゼッペ・メアッツァ"スタジアム内に記念プレートを設け、午後に除幕式が行われた。セレモニーに出席したミリー・モラッティ女史は「インテルは、この形で"忘れない日"に参加する機会を与えられたことを嬉しく思っています」と述べた。「我がチームの名前は"インテルナツィオナーレ"だったのが、暗黒の時代が訪れてアンブロジアーナに変わりました。しかし、呼び名が変わっても、私たちのDNAに刻み込まれた"インターナショナル"な精神は生き続け、常に人種差別廃止、多民族・多文化の統合を促進してきました。今もなお、私たちはこの精神を主張し続けているのです」

クラウディオ・ラニエリも除幕式に出席し、こう語った。「今日、この場にいることは私にとって名誉なことです。ワイズは偉大な人間で偉大な指揮官でした。彼は、初めて選手と一緒にピッチに立って、直に指導をした監督なのです。これは、同じ監督として、大きな価値があることだと思います。今日、ここに設置されたこの記念プレートは、ミラノのために尽くした偉大な人に捧げるものであり、我々にあの惨劇を忘れないようにさせてくれる貴重なものなのです」

選手を代表してセレモニーに参加したハビエル・サネッティは、「皆さんと一緒にこうして、我がインテルの歴史を作った人物を記念することは、とても大きな意味合いがあります。社会にとって重要な価値観を共有していくことが、非常に大事なのです」と述べた。

除幕式は、ミラノ市スポーツ評議員のキアーラ・ビスコンティ、ハンガリー領事のイストヴァン・マンノ、ミラノ市ユダヤ人会会長のロベルト・ヤラク、そしてアルパド・ワイズ伝記を手掛けたスポーツジャーナリスト、マッテオ・マラーニが立ち会う中で行われた。

広報部



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