トロンケッティ・プロヴェーラ:「毎試合が決勝戦のようなもの」

「インテルはそう思ってすべてのゲームに臨むべき。この精神があれば、結果も出てくるはず」

[ミラノ] (ANSA通信)「毎試合が決勝戦みたいなものです。そう思ってすべてのゲームに臨まなくてはいけません。この精神でプレーすれば、最後に結果は出てくるはずです」。アブ・ダビで"Pirelli"のF1関連イベントに出席した同社会長、およびインテル役員兼大のインテリスタのマルコ・トロンケッティ・プロヴェーラは、『スクデット』という言葉は口にしないながらも、チームが競争力を取り戻したことについてこう喜びを語った。「素晴らしい巻き返しでした。ラニエリはとても優れた仕事をしましたね。彼はチームに適切な姿勢を与えてくれて、選手は見事復活して、ファンはみんな大喜びです」。この展開を期待していたか?と聞かれたトロンケッティ・プロヴェーラは、こう答えた。「今シーズンの最初の数週間はファンにとって厳しかったです。私にとってもそうでした。巻き返せるだろうとは期待していませんでしたが、現にこういう展開になったのです。心の底ではみんな、こうなることを願っていたのでしょうね。今は、チャンピオンズリーグの出場権をキープ出来るように頑張りたいです」

トロンケッティ・プロヴェーラはメルカートについても話し、カルリートス・テベスのインテル移籍は絶対にないと断言した。「テベスへの関心がまだあるかって?今はもうないですね。彼は今別の道を歩んでいます。インテルのカンピオーネたちが蘇ったわけだし、テベスや他の選手を獲る必要性はないのです。いずれにせよ、彼が偉大なカンピオーネであることは変わりませんがね」。チアーゴ・モッタは残留するのか、移籍するのか?「今のところ、どう答えていいかわかりません。チームが選手本人と相談して決めることなので、私はその手の決断には口を挟みません。彼にしても、インテルのために大きく貢献した偉大なカンピオーネですね。ルーカス?積極的に若手に投資するというのは、常識的にみて正しい選択だと思います」

F1の2012シーズン公式タイヤ発表のためアブ・ダビを訪れている"Pirelli"会長は、マドリードで批判にさらされているジョゼ・モウリーニョが数年後に古巣復帰する可能性についても触れた。「すべてのインテリスタにとって、モウリーニョは数々の感動をもたらしてくれた監督です。従って、将来ウチに戻ることもなくはないと思いますね。我々は現在の状況に満足していますが、チームの行方が最優先なので」。なお、インテルの次期監督としてグアルディオラの名前が噂されていることについて聞かれたトロンケッティ・プロヴェーラは、「我々はラニエリの指揮の下で非常にうまく行っているので、(グアルディオラの就任は)検討していません」と答えた。

最後に、今夜のナポリ相手のコッパ・イタリア戦について、トロンケッティ・プロヴェーラは「ここ1ヶ月半やってきたことを、やり続けるべきです」と述べた。

広報部


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