ミラノ発 - 蘇寧ユース育成センターのトロフィー・キャビネットにまた新たなトロフィーが加わることになった:アンドレア・ザンケッタ率いるU17がスクデットを獲得し、ネラッズーリ・エリートアカデミーの輝かしい歴史において、男子・女子チーム合わせて通算55個目のトロフィーを手に入れたのだ。
ローマに3-1で勝利したことでインテルU17は8回目となるリーグ優勝を果たしたが、今回のスクデット獲得は格別のものだった。その理由は、インテルがこの3年間でイタリアのユースリーグにおいて11回目の決勝進出(うち7回で優勝)を果たしたからだけではない。この勝利に多くのスター選手が貢献したからだ。
そのうちの1人はキャプテンのフィリップ・スタンコヴィッチだ。デヤン・スタンコヴィッチを父に持つ同選手は2014-15シーズンにジョヴァニッシミ・レギオナーリBに加入して以来、インテルのユースチームで育成を受けてきた。同じ道を通ってきたのはクリスティアン・ディマルコで、その兄であるフェデリコも同じくエリートアカデミー出身だ。そしてもちろんハットトリックを決めた決勝のヒーロー、セバスティアン・エスポジトも忘れてはならない。同ストライカーは今シーズン絶好調で、37試合で計29ゴールを記録した。エスポジトは更にプリマヴェーラ準決勝でも2ゴールを決めており、U17欧州選手権ではU17イタリア代表の鍵となる選手として活躍した。
この試合にはその他にも、ロレンツォ・モレッティやロレンツォ・ピロラ、ニコラス・ボンファンティ、ニコロ・スクイッツァートら期待の若手選手が出場した。中でもスクイッツァートは既に2011-12シーズンから蘇寧ユース育成センターのトレーニングに参加している。
この素晴らしいグループを監督として率いたのはアンドレア・ザンケッタで、同監督はインテルU17と共にこの3年で2回目となるスクデットを獲得した。同監督自身もネラッズーリ・ユースの出身で、トップチームでデビューする前の3年間インテル・プリマヴェーラでプレーしていた。