ウディネ発 – 今季セリエA第35節ウディネーゼ対インテル戦はスコアレスドローで幕を閉じた。ネラッズーリは同試合で試合を終始優勢に進めて数多くのチャンスを作ったがウディネーゼ守備陣を攻略できなかった。この結果、残り3節を残してインテルは勝点63の3位である。
キックオフからボールを保持して試合の主導権を握ったインテルだが効果的な攻撃の組み立ては出来ず、序盤での唯一のチャンスは14分のラジャ・ナインゴランのミドルシュートだった。試合時間20分が経過してから、インテルは圧倒的に試合を支配し始める。そして22分、左サイドのFKからダニーロ・ダンブロージオがヘディングで折り返してラウタロ・マルティネスが頭で押し込むとするが惜しくもゴール左に外れた。その7分後、左サイドのハーフライン付近でボールを奪ったイヴァン・ペリシッチからパスを受けたナインゴランが遠い位置から右足シュートを放つもゴールバーの上(29分)。ホームのウディネーゼは33分にペナルティーエリア手前でFKを獲得するが、デ・パウルの蹴ったボールをナインゴランが体に当ててピンチを切り抜ける。5分後にはデ・パウルが右サイドからドリブルで突破してボックス内にいたマンドラゴラへパス。ウディネーゼ背番号38はトラップから左足でシュートを打つが、サミル・ハンダノヴィッチが正面で止めた(38分)。一方でインテルもマッテオ・ポリターノ(41分)とマルセロ・ブロゾヴィッチ(44分)がペナルティーエリア手前で左足のミドルシュートを打つがゴール枠外。両チームともに決定力を欠いた前半は0-0で終了した。
後半開始から両チームは積極的に前に出る。まずラウタロの強烈なミドルシュートはムッソがセーブ(46分)、ウディネーゼはマンドラゴラが左足を豪快に振り抜くがハンダノヴィッチが落ち着いてキャッチした(47分)。拮抗した試合展開となりウディネーゼも勢いを増して前線からプレッシャーをかけるがインテルは上手く対処して攻撃を仕掛ける:ブロゾヴィッチのクロスをペリシッチが頭で狙うもゴール枠外(56分)、ナインゴランの弾丸シュートをゴール前でステファン・デ・フライが踵でコースを変えたがムッソが足で防いだ(64分)。その後両チームは見せ場を作れずに時間だけが過ぎていった。インテルはサイドから攻撃を作り出そうとするがゴール前ではウディネーゼ守備陣が懸命にボールを跳ね返す。87分にダンブロージオのアーリークロスを途中出場のケイタ・バルデがゴール前で倒れこみながらもシュート。だが前に出てきたムッソが得点を許さなかった。後半アディショナルタイム4分間でも、ウディネーゼ守備の牙城を崩せなかったネラッズーリは引き分けで今季セリエA第35節を終えた。
今季リーグ戦も残り3節。インテルの次節キエーヴォ・ヴェローナ戦は来季チャンピオンズリーグ出場権を獲得するのに極めて重要な一戦となる:試合日時は5月13日現地時間20時30分(日本時間14日3時30分)、試合会場はサン・シーロ。
フォルツァインテル!
ウディネーゼ 0-0 インテル (前半0-0)
得点者: -
ウディネーゼ:1 ムッソ;19 ラーセン、87 デ・マイオ、17 ナウティンク; 77 ダレッサンドロ(24 ウィルモット 81分)、38 マンドラゴラ、30 サンドロ(20 ハルフレドッソン 73分)、10 デ・パウル、90 ゼーヘラール;23 プッセット(7 オカカ 61分)、15 ラザーニャ
ベンチ:88 ニコラス、27 ペリサン、8 バドゥ、14 ミチン、18 テル・アべスト
監督:イゴール・トゥドール
インテル:1 ハンダノヴィッチ;33 ダンブロージオ、6 デ・フライ、37 シュクリニアル、18 アサモア;20 ボルハ・バレロ(9 イカルディ 63分)、77 ブロゾヴィッチ; 16 ポリターノ(87 カンドレーヴァ 77分)、14 ナインゴラン、44 ペリシッチ; 10 ラウタロ(11 ケイタ・バルデ 79分)
ベンチ:27 パデッリ、5 ガリアルディーニ、13 ラノッキア、15 ジョアン・マリオ、21 セドリック・ソアレス、23 ミランダ、29 ダルベルト
監督:ルチアーノ・スパレッティ
イエローカード:サンドロ、ダンブロージオ、ボルハ・バレロ、ブロゾヴィッチ
アディショナルタイム:0+4分
主審:ロッキ
副審:メリ、デル・ジョヴァーネ
第4審判:ラ・ペンナ
VAR:ドヴェリ、ディ・ヴオロ
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