ミラノ発 – サン・シーロで開催された今季セリエA第31節インテル対アタランタ戦はゴールレスドローで終了した。ルチアーノ・スパレッティ率いるチームは何度もチャンスを作ったが、最後までアタランタ守備陣を攻略できず。この結果、インテルの勝点は57となり、ACミランとアタランタとの勝点差5、ASローマとは勝点差6、トリノとラツィオ(1試合消化数が少ない)とは勝点差8とした。
試合開始から3分、インテルはマティアス・ベシーノがネットを揺らしたがアシストしたダニーロ・ダンブロージオがオフサイドポジションにいたために取り消された。ボールを保持して攻撃の糸口を探すネラッズーリはマウロ・イカルディの競り合いからベシーノが抜け出す。同ウルグアイ人選手は弾んだボールに合わせてドライブシュートを放つが、ゴッリーニが手で触りCKに逃れた(9分)。10分過ぎからアタランタが試合の主導権を握り、インテルは守備的にゲームを進めた。しかしインテルは23分、マルセロ・ブロゾヴィッチが右足大腿部裏を負傷してラジャ・ナインゴランとの交代を強いられた。そして31分、インテルがこの試合最初のビックチャンスを作り出す。ポリターノからスルーパスを受けたイカルディがゴール前でゴッリーニとの1対1の局面を迎え、シュートを放ったが最終的に同GKに抑えた。アタランタに決定機を許さないネラッズーリは前半終了間際にカウンターアタックを仕掛け、最後はポリターノがシュートを打つも得点とはならず(44分)。両チームともに一歩も譲らず試合はゴールレスでハーフタイムに入った。
後半開始早々にアタランタがネラッズーリゴールに迫る。48分、イリチッチがボックス内でゴール前に折り返して、最後はゴメスが脚を伸ばしてボールに触れたがボールは枠外。その後、両チームはうまく相手ボックス内にボールを運べず時間が過ぎていった。73分にはポリターノ、ベシーノ、ナインゴランが流れるような連携でゴールチャンスを得るが、同ベルギー人選手のシュートはゴッリーニが止めた。86分、右CKからイカルディが打点の高いヘディングシュート。だがゴールライン手前でカスターニュにクリアされてしまう。試合終了まで攻勢を強めたインテルだったが、最後までアタランタ守備陣の牙城は崩せず今節はスコアレスドローで幕を閉じた。
来季チャンピオンズリーグ出場権を狙うインテルは次節フロジノーネと対戦する(14日現地時間20時30分キックオフ)。フォルツァ、インテル!
インテル 0-0 アタランタ(前半0-0)
得点者: -
インテル:1 ハンダノヴィッチ; 33 ダンブロージオ、37 シュクリニアル、23 ミランダ、18 アサモア;5 ガリアルディーニ(20 ボルハ・バレロ 66分)、 77 ブロゾヴィッチ(14 ナインゴラン 23分); 16 ポリターノ(11 ケイタ・バルデ 77分)、8 ベシーノ、44 ペリシッチ; 9 イカルディ
ベンチ:27 パデッリ、13 ラノッキア、15 ジョアン・マリオ、21 セドリック、29 ダルベルト、87 カンドレーヴァ
監督:ルチアーノ・スパレッティ
アタランタ:95 ゴッリーニ;23 マンチーニ、19 ジムシティ、6 パロミノ(5 マシエッロ 62分);33 ハテブール、15 デ・ローン、11 フロイラー、21 カスターニュ;88 パシャリッチ(99 バロウ 74分)、72 イリチッチ(22 ペッシーナ 82分);10 ゴメス
ベンチ:1 ベリシャ、31 ロッシ、7 ラカ、8 ゴセンス、17 ピッコリ、41 イバネス、44 クルセフスキ、53 アドナン
監督:ジャン・ピエロ・ガスペリーニ
イエローカード:ゴッリーニ、マンチーニ、ポリターノ
アディショナルタイム:1+3分
主審:イッラティ
副審:ロ・チチェロ、マッラッツォ
第4審判:マレスカ
VAR:ロッキ、ディ・レベラトーレ
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