インテルがドイツチームと対戦した欧州戦

 ホームでのアイントラハト戦を14日(木)に控え、これまでにUEFAカップで戦ったFCシャルケ04戦、ヘルタBSC戦を振り返る。

 ミラノ発 - サン・シーロで迎える欧州戦の夜はいつの時も特別だ。14日(木)にはスタディオ・メアッツァに欧州トーナメントで初めてアイントラハト・フランクフルトを迎える。ファーストレグは0-0の結果に終わり、準々決勝進出を果たすには勝利が史上命題となる。欧州を舞台にしたインテルとドイツチームの対戦は、常に激戦が繰り広げられるビッグマッチだ。チームが限界まで力を絞り出す熱気溢れるサン・シーロでの一戦を前に、これまでの対戦を振り返ろう。

 ジジ・シモーニのイレブンがUFEAカップを掲げた1998年は避けては通れない。3月3日、前季の復習に燃えるFCシャルケ04はサン・シーロへと乗り込んだ。ロナウドは正にファノーメノの名に相応しい真価を発揮、ドイツチームのディファンスを翻弄すると、GKレーマンの手から滑り落ちた同選手のシュートが1-0で激戦の勝敗を決した。第2戦、準決勝進出を決めるまで、インテルは延長戦まで時間を要した。続く準決勝でインテルはスパルタク・モスクワを撃破し、パリ開催の決勝でラツィオを下し優勝を手にした。

 2000年にサン・シーロで膝を折ったのはヘルタBSCベルリンだ。ベルリンでの第1戦ゴールレスドローに終わり、インテルは目前に控えるフランクフルト戦と同じ戦況に面していた。聖アンブロジウスの日に、レコバとハカン・シュケルのゴールでインテルは勝利を収めた。チーノが早々にヴィエリのクロスから先制点を挙げリードを奪うも、1-1の同点に持ち込んだヘルタがアウェイゴールで勝ち抜けの可能性を掴む。だが89分、ディ・ビアジョの上げたボールにシュケルが合わせネットを揺らし、次ラウンド進出をもたらす勝利を呼び込んだ。


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