ミラノ発 – 合計61,339人がクラブ創立111周年を祝いに10日(日)、サン・シーロに足を運び、そして貴重な勝利に酔いしれた。ポリターノとガリアルディーニがSPAL戦でスコアシートに名を記し、インテルが効率的な2-0の勝利を収めた。この結果、ルチアーノ・スパレッティ率いるチームは勝点を50に積み重ね4位。そして来週末は勝点1ポイント差で3位にいるACミランとのミラノダービーが控えている。
大幅な先発メンバー変更を行ったインテルは試合開始からボールを保持してリズムを作る。こぼれ球を拾ったジョアン・マリオ(2分)、マッテオ・ポリターノのパスをロベルト・ガリアルディーニ(13分)、セドリック・ソアレスのクロスからラウタロ・マルティネス(16分)がシュートするも、ボールはゴールバーの上を通過した。反対にSPALは右サイドからボンフィアッツィのアーリークロスをペターニャが頭で合わせる。ボールは外側のサイドネットを揺らした(24分)。ほぼ相手陣内でプレーを続けるインテルは32分、クワドオ・アサモアのパスを胸トラップで受けたラウタロが相手選手をかわして右足を一閃。ボールはゴール左隅に吸い込まれた。しかし一度ゴールを認めた主審ジャンパオロ・カルヴァレセはVARでゴールシーンを確認する。そして同主審は胸トラップ時にラウタロがハンドしたとして、ゴールを取り消した。その後もインテルは先制点を目指すが、ビルドアップやイージーミスが続き、決め手となる攻撃は出来ず。前半終了直前にマルセロ・ブロゾヴィッチが負傷してアントニオ・カンドレーヴァと交代するハプニングもあり(42分)、試合は0-0のままハーフタイムを迎えた。
前半にペターニャと交錯して鼻血が出ていたミランダは鼻の骨骨折の疑いがありハーフタイムでピッチを離れ、アンドレア・ラノッキアが後半開始からフィールドに立った。後半も前半同様にネラッズーリがゲームを支配する。だがSPALゴールを脅かすシュートを見ることはなかった。だが後半中盤に入ってネラッズーリが怒涛のゴールラッシュを演出する:まず67分、ポリターノがボックス内で振り向きざまから左足シュート。シュートは相手選手に当たってゴール右隅に吸い込まれた。そしてその10分後にガリアルディーニがソアレスのシュートを巧みにトラップして豪快な一撃をSPALに叩き込んだ。2点のリードを得たホームチームはテンポをやや落として時間を使うようにプレー。後半終盤はお互いに決定機はなく試合は2-0のまま幕を閉じた。
スパレッティのチームはこれから非常に重要な2試合に臨む:ヨーロッパリーグ・ベスト16の2ndレグ、アイントラハト・フランクフルト戦(14日)、そして17日のミラノダービーである。
インテル 2-0 SPAL(前半0-0)
得点者:ポリターノ(67分)、ガリアルディーニ(77分)
インテル:1 ハンダノヴィッチ; 21 セドリック、23 ミランダ(13 ラノッキア 46分)、6 デ・フライ、29 ダルベルト; 5 ガリアルディーニ、77 ブロゾヴィッチ(87 カンドレーヴァ 42分); 16 ポリターノ(20 ボルハ・バレロ 74分)、15 ジョアン・マリオ、18 アサモア: 10 ラウタロ
ベンチ:27 パデッリ、11 ケイタ・バルデ、33 ダンブロージオ、37 シュクリニアル、44 ペリシッチ
監督:ルチアーノ・スパレッティ
SPAL:2 ヴィヴィアーノ;14 ボンフィアッツィ、23 ヴィカリ、27 フェリペ(43 パロスキ 73分);8 ヴァロティ(24 ディクマン 62分);19 クルティッチ、 28 シアタレッラ、6 ミッシロリ、93 ファレス;10 フロッカリ(7 アンテヌッチ 83分)、37 ペターニャ
ベンチ:1 ゴミス、12 フリニャーティ、17 ポルッツィ、5 シミッチ、13 レギーニ、16 ヴァルディフィオリ、33 コスタ、95 ヤンコヴィッチ
監督:レオナルド・センプリチ
イエローカード:ミランダ、ミッシロリ、ペターニャ、ヴァロッティ、ジョアン・マリオ、フェリペ、ヴィカリ、ラノッキア
アディショナルタイム:5+5分
主審:ジャンパオロ・カルヴァレセ
副審:デ・メオ、アラッシオ
第4審判:ピッチニーニ
VAR:ディ・ベッロ、ヴオト
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