フォルラン:「もうすぐフォワードのゴールも戻る」

ANSA通信のダニエラ・シモネッティ記者がクリスマス休み前に行ったインタビューの内容

[ミラノ] (ANSA通信/ダニエラ・シモネッティ)ディエゴ・フォルランは、流れを変えて再び勝つようになったインテルの追加戦力として活躍する準備が出来ていると言う。 10月11日の重傷から復帰したフォルランは、ようやくその才能をインテリスタに見せる時がやってきた。チームと同様に、個人的にもフォルランは悔しいシーズンスタートを送っている。1月までのチャンピオンズリーグ戦出場不可の件に加わえ、ウルグアイ代表の試合で左脚大腿二頭筋に重度3の肉離れを負うというアクシデントに見舞われたのである。ケガをしたのは、ブラジル2014ワールドカップ予選のパラグアイ戦。先制点を決め、ウルグアイ代表史上最多得点記録を更新したばかりのフォルランは、終盤に激痛を訴えてピッチを退いた。しかし、それはもう過去の思い出。唯一望んでいるクリスマスプレゼントは"健康"だと言うフォルランはANSA通信のインタビューに応じ、謙虚で控え目な口調で現在の心境と期待について語ってくれた。

10月のケガからだいぶ経った今、具合はどうですか?

「調子は良いです。とても良いですよ。変な話ですが、このケガのおかげで十分休むことが出来たというポジティブな面もあるのです。今はチームと普通に練習しているし、試合にも少しずつ出ています。良いパフォーマンスを見せるようになれるのが願いですね」

ラニエリ監督は復帰を早めようとすることはなかった様子ですが、一方ではあなたがあまりにも試合に出たいので抑えるのが大変だった、と発言していますが………

「決めるのは監督です。監督が何をするべきか把握しているのです。長年の経験を誇る人ですし、メディカルスタッフと相談した上で、僕やチームにとって最も適切な采配をとるわけです。僕は信頼しているし、安心していますよ」

あなたはこれまで大きなケガをしていません。10月のケガをどう解釈していますか?

「答えは簡単ですよ。ワールドカップ後、休暇を十分取れなかったのです。そして、アトレティコ・マドリーですごい数の試合をこなして、そのままコパ・アメリカを最後まで戦い抜きました。休みなしの状態でミラノにやって来て、新しいチーム、新しい環境に馴染むためにバタバタして………。落ち着く暇もなく、ブラジル2014ワールドカップ予選のために南米に飛んだのです。向こうでは、気温差の激しさにも苦しみましたね。最初の試合があったウルグアイは気温は低かったのですが、2日後に行ったパラグアイは暑かったのです。こういった慌ただしい状況の連続によって、疲労が溜まるものなのです」

インテルは再び勝てるようになりましたが、アタッカーはまだ吹っ切れていない様子です。現に、ディフェンダーが点を取っていますからね。

「チームは苦難の時期を送っていましたが、今はまた勝つようになって、自信を取り戻していってます。チーム全体のプレーが良くないと、ゴールを決める可能性も減るのです。でも、パッツィーニやミリート、そして僕みたいな選手は、ゴールの決め方を忘れることはありません。チームの自信が戻って、プレーが良くなってくると、ストライカーたちのゴールも戻りますよ」

チャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦でのインテルの相手、マルセイユをどう評価していますか?

「決勝トーナメント進出を果たしているのはすべて強いチームです。ただ、試合が実際に行われる2月時点での各チームの状態を見ないといけないので、今は何とも言えませんね。我々に関しては、今は試合に勝つようになっているし、2ヶ月前とはまったく違いますからね。調子を上げてきているし、これからも一段と上げていきますよ」

広報部


 English version  Versione Italiana 

読み込み中