アイントラハト・フランクフルト対インテル:過去と現在

 ネラッズーリは今までにドイツのチームと46回対戦したことがあり、そのうち22試合に勝利している。

 ミラノ発 - 間近に迫ったフランクフルトでのヨーロッパリーグ戦は、ネラッズーリにドイツのチームとの過去の対戦を思い出させる。特に記憶に残っているのは、2010年にマドリードで行われたチャンピオンズリーグ決勝のバイエルン・ミュンヘン戦だ。インテルはディエゴ・ミリートのドッピエッタによりこの試合に2-0で勝利し、優勝を果たした。

 しかしその次のシーズンに行われた前回のバイエルン戦も、ネラッズーリに大きな喜びをもたらした。2011年3月15日のラウンド16で、インテルがアリアンツ・アレーナで素晴らしい逆転劇を果たしたのだ。試合開始から3分でサミュエル・エトオがGKクラフトの守るバイエルンのゴールネットを揺らしたものの、ハーフタイム前に2失点したインテルは、後半にスナイデルパンデフが追加点を決めて3-2で勝利。1-0で敗北した1stレグから挽回し、次ラウンド進出を果たした。

 3月7日にフランクフルトで行われるアイントラハトとの対戦は、インテルにとって47回目のドイツのチームとの試合になる。ドイツのチームに対するネラッズーリの今までの戦績は22勝16敗8分だ。

 ラウンド16のインテルの対戦相手であるアイントラハト・フランクフルトは現在ブンデスリーガで5位についており、11勝6敗7分で勝点40ポイントを獲得している。得失点差は47:30となっている。

 監督アディ・ヒュッター率いる同チームは現在好調で、ブンデスリーガ直近5試合(2勝3分)で9ポイントの勝点を獲得し、得失点差は8:4を記録している。その他の大会を含めた公式戦直近5試合の総得点数は13だ。

 またアイントラハト・フランクフルトはヨーロッパリーグでも良い成績を収めている。同チームはグループステージで17ゴール決めた一方で、対戦相手に許したのはわずか5失点。獲得可能な勝点全てを手に入れてグループHから次ラウンド進出を果たした。更にラウンド32の1stレグでシャフタール・ドネツクに2-2で引き分けた後、2ndレグでは4-1の勝利を収めてラウンド16に駒を進めた。

 今季のヨーロッパリーグで計23ゴールを決めているアイントラハト・フランクフルトは同大会で最も攻撃の優れたチームとなっている。ヨーロッパの大会で最も得点を決めているフランクフルトの選手はルカ・ヨヴィッチであり、8試合で6ゴール1アシストを記録している。


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