インテルが4得点を奪いラピード・ウィーンを下す

 ベシーノ、ラノッキア、ペリシッチ、ポリターノが得点を決め、ネラッズーリは今季ヨーロッパリーグ・ベスト16進出を果たした。

 ミラノ発 – インテルは仕事をやり遂げ、危なげない完勝で今季ヨーロッパリーグ・ベスト16に進出した。1週間前の1stレグで1-0の勝利を収めたインテルは今日の2ndレグでラピード・ウィーンを4-0で撃破。ベシーノ、ラノッキア、ペリシッチ、ポリターノが得点を決めて2試合合計5-0の勝利となった。日本時間22日(金)21時00分からニヨンで今季ヨーロッパリーグ・ベスト16組み合わせ抽選会が行われる。同抽選会はインテルTVとクラブ公式YouTubeで生中継される予定だ。

 試合序盤は両チームともに高い位置からプレッシャーをかけてスピーディーな展開が繰り広げられ、インテルが最初にゲームの均衡を破った。11分、左サイドのペリシッチのクロスをファーサイドでアントニオ・カンドレーヴァが合わせ損ねるが、こぼれ球をマティアス・ベシーノが押し込んだ。さらにその7分後、相手選手の中途半端なクリアボールをアンドレア・ラノッキアがダイレクトボレーでゴール右隅にシュートを叩き込んだ(18分)。一方ラピード・ウィーンも23分、ラノッキアがクリアミスしたボールをパヴロヴィッチが拾ってサミル・ハンダノヴィッチと1対1を迎え、左足でシュートを打ったがゴール右に外れた。攻撃の手を緩めないネラッズーリはマルセロ・ブロゾヴィッチ(26分)、イヴァン・ペリシッチ(33分)がチャンスを得たがゴール枠内にシュートが打てず。その後ゲームは膠着状態となり、前半終盤に入る。インテルは41分、左サイドからカットインしたペリシッチが強烈なミドルシュートを打つ。アウェイチームGKシュトレンビンガーが好セーブで弾いたボールをカンドレーヴァが詰めたがボールはゴールバーの上を通過した。前半アディショナルタイムはなく、スコアは2-0のままハーフタイムに入った。

 後半キックオフからネラッズーリが試合を支配し、53分にブロゾヴィッチのFKからラノッキア、55分にはインテル背番号77の右CKからラウタロ・マルティネスが頭で合わせるもネットを揺らせなかった。ゲームを完全にコントロールしたホームチームは69分、ペリシッチがボックス内でシュートフェイントから左足を振り抜く。だがシュートはゴール右に外れてしまった。1点を返したいラピード・ウィーンはリュビチッチが中央突破からミドルシュートで狙うが、ハンダノヴィッチが正面でキャッチ(73分)。180秒後、カンドレーヴァが右サイドから華麗なドリブル突破で相手ボックス内に侵入。同イタリア人選手のクロスはクリアされたが、そのボールを拾った途中出場ボルハ・バレロが強烈なシュートを放つがゴールバーを越えた。そして80分、インテルが試合を決める追加点を奪う。相手守備ラインを突破したペリシッチがドリブルで独走。GKシュトレビンガーを抜き去った同クロアチア人選手はゴールカバーに入った相手選手を嘲笑うかのようにチップシュートでネット揺らした。試合終了直前にもペリシッチのマイナスのパスから途中出場マッテオ・ポリターノが得意の左足で合わせてダメ押し点を挙げ、インテルは2試合合計5-0で完勝を収め、順当にヨーロッパリーグ・ベスト16進出を決めた。

 次のインテルの公式戦は日本時間25日(月)4時30分、アウェイでのフィオレンティーナ戦。フォルツァインテル!

インテル 4-0 ラピード・ウィーン(前半2-0)
得点者:
ベシーノ(11分)、ラノッキア(18分)、ペリシッチ(80分)、ポリターノ(87分)

インテル:1 ハンダノヴィッチ;21 セドリック、13 ラノッキア、37 シュクリニアル(23 ミランダ 77分)、18 アサモア;8 ベシーノ、77 ブロゾヴィッチ(20 ボルハ・バレロ 62分); 87 カンドレーヴァ、14 ナインゴラン、44 ペリシッチ;10 ラウタロ(16 ポリターノ 66分)
ベンチ:27 パデッリ、6 デ・フライ、33 ダンブロージオ、66 アドランテ
監督:ルチアーノ・スパレッティ

ラピード・ウィーン:1 シュトレビンガー;19 ポッツマン、6 ゾンライトナー、20 ホフマン、5 ボリンゴリ(7 ショーベスベルガー 75分);39 リュビチッチ、14 グラホヴァツ;10 ムルク、28 クナスムルナー(8 シュヴァーブ 64分)、97 イヴァン(3 ミュルデル 64分);22 パヴロヴィッチ
ベンチ:21 クノーフラッハ、23 トゥルンヴァルト、24 アウアー、29 アラー
監督:ディートマー・キューバウアー

イエローカード:アサモア、ホフマン、ラノッキア
アディショナルタイム:0+2分

主審:アルトゥール・ディアス
副審:ルイ・タヴァレス、パウロ・ソアレス
追加副審:チアゴ・マルティネス、ジョアン・ピニェイロ
4審:ブルーノ・ロドリゲス


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