ミラノ発 – インテルは3日(日)、ボローニャとのホーム戦で5万人の観客の前で0-1の敗北を喫した。何度もゴールチャンスを作り出したネラッズーリはゴールを奪えず、反対に33分、サンタンデールにゴールを許した。最終的にこの得点が勝敗を分けることになり、インテルは勝点を得られず今節を終えた。インテルは今季セリエA第22節終了時点で勝点40、以前と変わらず単独3位である。
インテルは開始1分、ポリがGKスコルプスキに送ったパスをゴール前で奪ったマウロ・イカルディが右足シュート。しかしゴール右に外してしまう。ボローニャも8分にFKからデ・フライにクリアされるも、そのボールをオルソーニがダイレクトで叩く。インテル守護神サミル・ハンダノヴィッチは素晴らしい反応でボールを弾いてピンチを逃れた。さらに13分、ダイクスが左サイドからクロスを送り、ゴール前でサンタンデールがヘディングで合わせるがゴール右に外れる。
再び試合の主導権を握り始めたネラッズーリは右サイドからアントニオ・カンドレーヴァがクロス。ファーサイドに待ち構えていたイヴァン・ペリシッチがフリーでヘディングシュートを打ったがゴール右に外れる(20分)。26分にはペリシッチからのセンタリングをイカルディが頭で合わせもゴール枠外。2分後、ボローニャはサンタンデールがボックス内で決定機を迎え、同選手が放ったシュートは再びハンダノヴィッチが圧巻なセーブで得点を許さなかった。
しかし33分、サンタンデールが左CKからニアでヘディングシュート。さすがのハンダノヴィッチも反応することが出来ず。先制弾を許したインテルは36分、ダルベルトが左サイドでペリシッチとのワンツーで抜け出して、ゴール前にマイナスのクロス。そこにいたマティアス・ベシーノがフリーで左足ダイレクトシュートを放つもゴールバーの上に外れてしまう。前半終了直前、ボローニャのパスミスを拾ったペリシッチがイカルディにスルーパス。同インテル主将は飛び出して来たスコルプスキを抜き去ろうとするが、同GKに止められてしまった(43分)。スコアは0-1のまま前半45分間が終了し、会場内から大きなブーイングが響き渡った。
ルチアーノ・スパレッティはハーフタイムでカンドレーヴァとラウタロ・マルティネスの交代を行った。インテルは後半開始から勢い良く前線にボールを運ぶ。そして最初のチャンスはラジャ・ナインゴランが相手のクリアボールをダイレクトボレー(51分)、次にダルベルトのロングスローからラウタロがゴール前で絶好機を迎えたがゴール右にシュートを外す(66分)。71分にはイカルディがボックス内で左足を振り抜くも相手DFに当たってわずかに枠外。
インテルは両サイドから何度もセンタリングをゴール前に送るが実を結ばない。試合時間10分を切る直前、スパレッティはアンドレア・ラノッキアを前線に置いてパワープレーに出る。出場してから8分後にラノッキアがダルベルトのクロスボールを左足ダイレクトボレー。だがスコルプスキが好セーブを披露(87分)。後半アディショナルタイム5分間でも前線にロングボールを多用したネラッズーリだったが、ボローニャ守備陣の牙城が崩せず試合終了を迎えた。
インテルの次節はパルマ戦、キックオフ日時は日本時間2月10日(日)4時30分。
インテル 0-1 ボローニャ(前半0-1)
得点者:サンタンデール(33分)
インテル:1 ハンダノヴィッチ; 21 セドリック(13 ラノッキア 79分)、6 デ・フライ、37 シュクリニアル、29 ダルベルト;8 ベシーノ、77 ブロゾヴィッチ;87 カンドレーヴァ(10 ラウタロ 46分)、14 ナインゴラン(15 ジョアン・マリオ 68分)、44 ペリシッチ:9 イカルディ
ベンチ:27 パデッリ、5 ガリアルディーニ、18 アサモア、23 ミランダ、33 ダンブロージオ、74 サルセド
監督:ルチアーノ・スパレッティ
ボローニャ:28 スコルプスキ;15 エムバイェ、23 ダニーロ、4 リアンコ(3 ゴンザレス 49分)、35 ダイクス;16 ポリ、5 プルガー、21 ソリアーノ;7 オルソリーニ、9 サンタンデール(22 デストロ 87分)、24 パラシオ(11 クレイチ 74分)
ベンチ:1 ダ・コスタ、6 パズ、8 ナギー、18 ドンサー、31 ジェマイリ、32 スヴェンベルグ、33 カラブレシ、91 ファルチネッリ
監督:シニシャ・ミハイロヴィッチ
イエローカード:エムバイェ、ベシーノ、ダニーロ
アディショナルタイム:1+5分
主審:パスクア
副審:ビンドーニ、モンディン
第4審判:ギウア
VAR:マッサ、メリ
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