ラニエリ:「モラッティ、ミラノ、そして運命について」

インテルチャンネルのゴールデンタイム番組"Prima Serata"での指揮官の発言

[アッピアーノ・ジェンティーレ] 「モラッティ会長とは昔、私がナポリを離れたばかりの頃に、サン・シーロで会ったことがあるんですよ。彼がまだインテルの会長ではなかった時でした。ミラノダービーを観にいったら、隣り合わせの席だったのです」。インテルチャンネルのゴールデンタイム番組"Prima Serata"の今週のゲストとなったクラウディオ・ラニエリは、マッシモ・モラッティとの初めての出会いをこう振り返った。

インテルの監督となってから、ラニエリはモラッティ会長とお互いに信頼出来る関係を築いていると言う。「私は契約を交わしたクラブが自分の家族、自分の宗教になるのです。会長と幹部が定めたクラブの方針というのものがあって、監督の仕事はその方針を全面的に受け入れて、それを選手が守るようにすることです。全員が同じ方向に進んでいくようにすることです。何かあったら、まず会長に話すこと、絶対に先にマスコミに話さないこと。私はこう教えられてきました」

ラニエリは短期間でインテリスタの心を掴んだようだが、これについて指揮官は次のように分析した。「ミラノは"働き者の町"というイメージがありますが、私は昔から仕事が好きな人間です。ファンは、私が情熱を持って仕事に打ち込むことを評価してくれているのではないかと思います。私が選手に伝えるこの情熱が、ファンにも届くのでしょう。もちろん、結果を出さなければ評価されないでしょうけど…(笑)」

最後に、ファンから届いた『ラニエリはインテルの歴史に名を刻むことだろう』というメッセージに対し、監督はこう述べた。「そうなることを願っていますよ。名門の監督を務めさせてもらっていることを認識しています。皆さんもご存じの通り、私は昔からインテリスタというわけではありません。少年時代はローマを応援していましたしね。でも、正直に言わせてもらうと、昨日のレッチェ戦のスタメンは覚えていなくても、グランデ・インテルの栄光のイレブンは今でもしっかりと覚えていますよ。サルティ、ブルニッチ、ファッケッティ、ベディン、グアルニエリ、ピッキ、ジャイール、マッツォーラ、ペイロー、スアレス、コルソ。そもそも私が現在ここにいるのは、エレーニオ・エレーラのおかげなのですよ。エレーラがローマの監督時代、私をテストで見て、ローマへの入団を認めてくれたことがすべての始まりですから、彼に心から感謝しています。要するに、インテルにやって来るのは私の運命だったのかって?そうですね、そうかも知れませんね」

広報部


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