スパレッティ「成長を遂げ切らねばならない」

ネラッズーリの監督が今日2日に行われたインテル対ボローニャ戦まえの記者会見で記者の質疑に応じた:「我々はもっとすべきだったが、チームは全力を尽くした」

  アッピアーノ・ジェンティーレ発 - セリエA第22節に向けてルチアーノ・スパレッティ監督が蘇寧トレーニングセンターで行われた試合前記者会見で記者の質問に応じた。同監督はインテル対ボローニャ戦に関する質問に答えた:「幾つか巧くいかなかった部分はある。だが木曜日、最後の瞬間までチームは力を尽くした - 最後のPK戦も含めてだ。試合毎に学ぶべき課題が出る。巧く出来なかったことに対する解決策を模索するのは当然だが、それ以外にもフィールド上での技術、戦術面での準備に関するメカニズムも関係している。

 「我々はチャンピオンズ・リーグ、コッパ・イタリアという2つの大事な試合で既に敗退している。だが我々は今後も正しい姿勢で、自分達が築き上げるつもりの事柄に取り組み続ける必要がある。構造を確立することなしにはタイトル獲得を目指すことはできない。ファン達がタイトルを欲し痺れを切らすのは当然だが、長年に亘る勝利なくしてタイトル獲得を達成することは不可能だ。我々が手にした成功から堅実な土台を築き、巧くいかなかった部分の改善を行うには幾分の時間を要する。だが我々がしていることと、我々がすべきだったことに、私はこれまで大きな差異を認めてはいない」

 「マロッタはインテルにとり有用なことだけを考え、どうすべきかを熟知している。マスコミで報じられていることは彼の仕事ぶりとは反するものだ。また我々が読むことは彼に対する侮辱と言っていいだろう。シーズン開幕前私は3年契約にサインをした。これは我々の遂げた発展を確固たるものとする仕事には、時間が必要だというサインだ。我々がもっとすべきであることは明白だが、チームは全力を尽くしていると私は考えている」

 「後半と延長戦で我々は確かに攻勢を強めたが、ラツィオが前半、我々を凌駕していたのは事実だ。我々の旅を完遂するために分析と議論に参加することで選手達は仕事をこなし、チームは絶えず堅実さを増している」

 ナインゴランとペリシッチに質問が及ぶと、スパレッティは次のようにコメントした:「ラジャはトレーニングの全行程で全力を出すことはできない。試合に正しい状態で臨めるように、負荷が高すぎてはいけないからだ。我々は才能が実を結べるように彼の成長を助けたいと思っている」

 「ペリシッチは出場可能だ。彼は良いトレーニングを行い、私が彼に望み、彼に出来るとわかっていることを示せれば、いつものように彼を起用するつもりだ。トランスファーウィンドウは閉じ、彼はハードワークを行わねばならない。彼のフィジカルの強さとクオリティを我々は必要としているからだ。彼は我々が素晴らしい選手へかける期待に応えねばならない。我々は強くある必要があり、ファンも我々の不安定さを乗り越えるために団結しなければならない」

 「チームは更に完璧に近づき、昨季に比べ強さを増している。だが自分達のベストを出し切れない局面もあった。ヴルサリコの被った不運を思い起こしてみてほしい。幾分の時間を要するが、一定のレベルを保持できる構造を築き上げる必要がある。だがそれはゼロから始めるという意味ではない。それは現時点ではあまりに極端過ぎるだろう」


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