スパレッティ「エンポリ戦へ向けて最大限の集中力が求められる」

 ネラッズーリの監督は28日(金)の試合前記者会見で次のようにコメントした:「水曜日の夜の出来事に対し心底非難を述べる。インテルが取るべき立場は明確だ」

 アッピアーノ・ジェンティーレ発 - 28日(金)に行われた今年最後の試合前記者会見において、ルチアーノ・スパレッティが29日(土)のエンポリ対インテル戦に関する記者の質問に応じた。

 インテル対ナポリ戦での出来事に対する関心は相当のものだった:「私は水曜日夜の出来事に対し心底非難を述べる。差別者、また差別的なチャント、過去の悲劇を喜ぶような行為に対し、もうたくさんだと言うべき時が来ている。90分間、監督や選手にブーイングを浴びせるのは、もうたくさんだ。選手たちがピッチ外でとった行動は模範的であったと強調したい。この状況下でインテルが取るべき立場は明確だ:我々のクラブは異なった人々、またこの地を訪れ我々のクラブと都市との交流を望む人々を愛している。またスタジアを訪れ、多くの喜びに愛、感動を与えてくれるファンの多くを断罪しないことも重要だ」

 「差別的なチャントを理由に試合は中断されるべきだったか?それは解決策の一つだ。だが我々は今違ったもの、違ったやり方を必要としている。今後も継続して起こり得る事件が数多くある。クリバリの件だけではない。彼に対しては非常に申し訳ない。サン・シーロでの無観客試合について?我々のファンを前にプレーをできないという失望は大きい。だがそれが差別に対する大きな戦いを助けるならば、喜んで受け入れる。異なった行動が求められ、我々はこれらの試合を異なった状況で楽しむつもりだ。アサモアにキャプテンマークをつけさせるか?たった1度行動を起こしただけでは、物事は変わらない。日々の取り組みがあってこそ、変わっていくものだ」

 スパレッティは続けて「試合の結果が起こってしまった出来事と関係があるとは私は考えていない。我々にとってもそのような発言は、間違っているし受け入れられない。あのような振る舞いが、チームの勝利を助けるという間違ったメッセージを送ってしまうことになるからだ。水曜日の試合はインテルとナポリに見合った、高いレベルで行われた」と述べている。

 また29日(土)のエンポリ戦について同監督は「非常にタフな試合になるだろう。重要なクオリティを有するチームとの対戦だ。イアチーニ、また彼が選手たちのモチベーションを上げる術をよく知っている。最大限の注意が必要となる、我々はこの試合に勝つ必要があるからだ。トスカーナの同クラブは、ひっそりと良い仕事をし、若い選手達の成長を促進する環境をつくった。ここ25年で彼らが出した結果が、これを物語っている。私がサッカーでの最初の一歩を歩んだ地であり、当地を訪れるのはいつも嬉しいものだ。非常に愛着を感じている場所の一つだ」と言及。

 最後にスパレッティは帯同メンバーについても語っている:「ナポリ戦後、我々は力を取り戻す必要がある。その為多少の変更は考えられる。選手達のコンディションを考慮して判断するつもりだ。ナインゴラン?彼は起用可能だ」


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