ミラノ発 – 12月15日(土)夜、合計57,025人の観客が今季セリエA第16節ウディネーゼ戦でインテルを応援するために肌寒いサン・シーロへ足を運んだ。試合は76分にマウロ・イカルディ(今季リーグ戦9得点目)が同試合の決勝弾となった。この勝利でネラッズーリは勝点32に積み上げ、順位は変わらずリーグ戦3位にいる。
キックオフからインテルがボールをキープして試合を優勢に進める。しかしウディネーゼは深いDFラインと守備的な戦術でネラッズーリの攻撃を跳ね返す。なかなか相手のディフェンスを崩せなかったホームチームは右CKからミラン・シュクリニアル (18分)とマウロ・イカルディ(22分)が頭で狙うもネットを揺らせず。インテルは両サイドから攻撃を組み立てるも決定的チャンスを作れずにいた。30分、クワドオ・アサモアが左サイドを突破してクロス。相手DF選手に当たったボールはゴールへ向かったがGKムッソが足で防いだ。その5分後、再びアサモアが左サイドからアーリークロス。ゴール前にいたボルハ・バレロがヘディングシュートを放つもゴール右に外れた。
39分にはシメ・ヴルサリコの完璧なクロスをイカルディが左足で狙うも空を切る。ハーフタイム直前、ボルハ・バレロのスルーパスをダイレクトでケイタ・バルデが右足を振り抜く。矢のようなシュートはGKムッソが手でコースを変えてCKへ逃れた(43分)。結局、前半45分間で何度も両サイドから攻撃を試みたネラッズーリにゴールは生まれなかった。
後半も前半同様にインテルがボールを保持する。しかしウディネーゼがチャンスを作り出す:右サイドのフォファナからのクロスをマンドラゴラ(51分)とデ・パウル(54 分)がフリーでダイレクトシュートを打ったが枠外。攻撃が停滞するインテルは55分にボルハ・バレロを下げて、ラウタロ・マルティネスをピッチへ投入する。インテルはギアを上げて何回もウディネーゼボックス付近までボールを運び、後半最初の決定機を迎える。左サイドからケイタ・バルデが高速クロスをゴール前に送り、マウロ・イカルディがフリーでヘディングシュートを打つ。しかしボールはゴール左に外れてしまった(66分)。だが75分、インテルの左CKからフォファナがボックス内でハンドをしたとして主審アビッソがVARで確認し、インテルにPKを与える。キッカーはマウロ・イカルディ。ネラッズーリ主将はクッキアイオでゴール中央のネットを揺らした(76分)。先制したインテルは追加点を狙いに前線と駆け上がり、ウディネーゼゴールを脅かすが最後の部分で上手くいかない。試合終了直前の89分、ラウタロ・マルティネスのクロスをイカルディが頭でゴールに流し込む。しかしオフサイドの判定で取り消されてしまう。アウェイチームは後半アディショナルタイム4分間でロングボールを多用するもホームチームがしっかり守りきり勝点3を手にした。
インテルの次節は敵地でのキエーヴォ・ヴェローナ戦である(12月22日)。
インテル 1-0 ウディネーゼ(前半0-0)
得点者:イカルディ(76分、PK)
インテル:1 ハンダノヴィッチ; 2 ヴルサリコ、6 デ・フライ、37 シュクリニアル、18 アサモア;20 ボルハ・バレロ(10 ラウタロ 55分)、77 ブロゾヴィッチ、 15 ジョアン・マリオ; 16 ポリターノ(14 ナインゴラン 85分)、9 イカルディ、11 ケイタ・バルデ(44 ペリシッチ 70分)
ベンチ:27 パデッリ、15 ガリアルディーニ、13 ラノッキア、23 ミランダ、33 ダンブロージオ、87 カンドレーヴァ
監督:ルチアーノ・スパレッティ
ウディネーゼ:1 ムッソ;19 ラーセン、5 エコング、17 ナウティンク; 18 テル・アべスト(9 ヴィゼウ 90+1分)、6 フォファナ(16 マチス 85分)、11 ベーラミ、38 マンドラゴラ、77 ダレッサンドロ;10 デ・パウル
ベンチ:23 スクフェット、88 ニコラス、2 ワグ、4 オポク、7 ペッツェラ、14 ミチン、15 ラザーニャ、21 ポンティッソ、72 バラク、99 バリッチ
監督:ダヴィデ・ニコラ
イエローカード:アサモア、ポリターノ、ムッソ、ラウタロ
アディショナルタイム:0+4分
主審:アビッソ
副審:ボッテゴーニ、サントロ
第4審判:ピスコポ
VAR:カルヴァレーゼ、スケノーネ
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