イカルディのヘディングゴールでは足りず:インテル 1-1 PSV

 ロサノに先制弾を許すもネラッズーリ主将が同点弾を奪ったが、最終的にインテルはグループBの3位に終わった。

 ミラノ発 – 12月11日(火)夜のPSV戦でインテルの今季チャンピオンズリーグの旅は終わりを迎えた。ネラッズーリは最後まで戦い続けたが、最終的にベスト16入りを果たせなかった。

 試合開始からボールをキープしたインテルが果敢に攻撃を仕掛ける:マウロ・イカルディのアーリークロスをイヴァン・ペリシッチが頭で合わせたが左ポストを直撃し、その直後にはクワドオ・アサモアの左サイドからのクロスをダニーロ・ダンブロージオがヘディングシュート。しかしボールは枠外に飛ばなかった(6分)。だが最初に先制したのはPSVだった。13分、アサモアからボールを奪ったベルフワインがゴール前にクロスを送り、ロサノが頭でゴール左隅に流し込んだ。さらに120秒後にアサモアのクリアボールがデ・ヨングに渡ってしまい、PSV背番号9が決定機を迎える。しかしサミル・ハンダノヴィッチが素晴らしい飛び出しで追加点を許さなかった。同点に追いつきたいネラッズーリは21分、右サイドからマッテオ・ポリターノがゴール前にクロス。そしてインテル主将がヘディングで合わせるもゴールバーの上。その後はインテルが両サイドから何度も攻撃を試みるもPSV守備の牙城を崩せない。反対にアウェイチームは危険なカウンター攻撃から数回チャンスを作る。だがスコアは0-1のまま前半を終えた。

 ハーフタイムで交代カードを切らなかったインテルは後半開始早々にチャンスを作る。ボルハ・バレロのパスをボックス内で受けたイカルディが左足を振り抜く。だがGKズートが素早い反応で右CKへ逃れた(48分)。53分、ポリターノとアサモアがミドルシュートを立て続けに放ったがGKズートが立ちはだかる。攻勢を強めるインテルは途中出場のケイタ・バルデのクロスをイカルディが頭で落として、ボルハ・バレロがダイレクトシュートを放ったがズートがキャッチ(61分)。再三攻撃の手を緩めなかったネラッズーリに待望の瞬間が訪れる:右サイドからポリターノがファーサイドにセンタリング。そこに待ち構えていたイカルディが頭でゴールネットを揺らして試合を振り出しに戻した(73分)。しかしカンプノウでトッテナムが同点に追いつき、インテルが決勝トーナメント進出するには勝利が必要となり、再びネラッズーリは猛攻を仕掛ける。だがPSVは深く守備の陣形を取り、ホームチームの攻撃を跳ね返し続けた。そして後半アディショナルタイムに突入し、ペリシッチの左からのセンタリングを途中交代でピッチに入ったラウタロ・マルティネスがフリーでヘディングシュート。だがボールはゴール枠の上を通過してしまった。数分後、試合終了の笛が鳴り響き、インテルの今季チャンピオンズリーグは幕を閉じた。インテルはヨーロッパリーグ決勝トーナメントに出場する。

インテル 1-1 PSV(前半0-1)
得点者:
ロサノ(13分)、イカルディ(73分)

インテル:1 ハンダノヴィッチ; 33 ダンブロージオ、6 デ・フライ、37 シュクリニアル、18 アサモア(10 ラウタロ 69分);87 カンドレーヴァ(11 ケイタ・バルデ 56分)、 77 ブロゾヴィッチ、20 ボルハ・バレロ; 16 ポリターノ(2 ヴルサリコ 82分)、9 イカルディ、44 ペリシッチ
ベンチ:27 パデッリ、13 ラノッキア、14 ナインゴラン、23 ミランダ
監督:ルチアーノ・スパレッティ

PSVアインホーフェン:1 ズート;22 ダンフリース、20 セインズベリー、4 フィールヘーフェル、6 アンヘリーノ;18 ロサリオ、8 ヘンドリクス;11 ロサノ(7 ペレイロ 94分)、25 グティエレス(32 サディレク 65分)、17 ベルフワイン(14 マレン 71分); 9 デ・ヨング
ベンチ:13 ローム、2 イシマ=ミラン、3 ベヒッチ、16 リゴ
監督:マルク・ファン・ボメル

イエローカード:ブロゾヴィッチ、ズート、ポリターノ、サディレク、ダンフリース、シュクリニアル
アディショナルタイム:2+4分

主審:ツヴァイヤー
副審:シッフナー、アハミュラー
4審判:バイティンガー
追加審判:シュテーゲマン、ジーベルト


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